離婚の条件交渉術③

2017年12月22日

第3回目になります。

これまで記載してきましたように、離婚の条件を話し合うには

○優先順位を考える

○相手を敵対視しない

というポイントが大切です。

 

ただ、どれだけ相手に対して穏便に接しても、条件を譲歩しても

話し合いがうまく進まないことも珍しくありません。

 

そのような場合には、知人に間に入ってもらうことも一つの方法です。

 

その知人というのは、夫婦共通の人であることはもちろんのこと、

出来れば、相手が一目置いている人が適任です。

 

自分にとって都合の良い人、つまり、自分だけの味方になってくれる人を

仲介者にすると、相手を怒らせてしまい、逆効果になってしまいますので

人選には注意してください。

 

仲介者が入ることで、膠着していた話し合いが進む可能性があります。

 

~実際にあったケース~

性格が大人しく優しい妻と亭主関白な夫という夫婦に関して、よくあるのが

妻は離婚したがっているのに、夫が全く話を聞かないというものです。

妻がどれだけ訴えても、夫は妻の言葉に耳を貸さない、普段から妻の意思より

自分の意思を通してきたので、妻の本気がなかな伝わらないというケースです。

 

こうなってしまうと、夫婦間で話し合うこと自体不可能ですから、

知人に仲介してもらうことを考えていくことも必要になります。

 

離婚の話し合いは基本的には当事者間で行うべきものですが

平行線状態が続いてどうにもならないような場合は、こういった選択肢も

視野に入れてみて下さい。

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

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