2017年03月16日
離婚の原因の一つに「けんか別れ」というケースがよく見受けられます。
特に20~30代の若い夫婦にその傾向があります。
離婚間際になると、どうしてもお互いの考え方や主張がぶつかり
言い合いになって、頭に血がのぼり、ヒートアップしてしまうことが
あります。
その結果、 離婚後の金銭について取り決めをしないまま離婚してしまう
夫婦は珍しくありません。
けんかした勢いで離婚すると、最初のうちは女性も「旦那とはもう二度と
関わりたくない」と強気の態度でいます。しかし時間が経過し、ほとぼりが
冷めると「お金のことについて取り決めをしとけばよかった」と後悔される
方が非常に多いです。
もちろん離婚時の金銭の取り決めは離婚後でも可能ですが、やはり離婚前に
比べると「連絡がとりにくい」「返信がない」「現在どこにいるか不明」と
いう場合もあり、交渉を進めるのはかなりの労力がかかります。
お若い方だと特に、養育費の取り決めをするとしないとでは、離婚後の
生活が全く違ったものになります。
養育費は子どもが成人するまで支払ってもらうもの、長い人だと十数年
にも支払期間が及ぶケースもありますから、取り決めておかないと大変
です。
たとえば5歳のお子さんがいる場合、毎月3万円を養育費として、22歳
まで(大学卒業まで)受け取る取り決めをすると・・・
毎月3万円×12か月×17年間=612万円という計算になります。
どれだけ養育費が大切かお分かり頂けけるかと思います。
離婚時に夫婦で言い合いやけんかになってしまうことは仕方のないこと
ですが、それでもお子さんの将来のためにも、一度冷静になり、話し合い
を進めるよう努めてくださいね。
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