2023年12月15日
昨今の離婚事情はSNSの急速な発展もあり、夫婦で直接話し合うよりも
メールやLINEを多用して相手と交渉するという夫婦の割合が大きくなって
きました。
離婚協議をメールやLINEで進めるうえで注意してほしいことがいくつか
あります。
①簡潔に分かりやすくを心掛ける
養育費や慰謝料といった金銭の取り決めについては、特にもめる要素が
沢山あります。そのため、「養育費は子ども1人につき、月額3万円、
子どもが2人いるので合計月額6万円とする。支払期間は子どもが大学を
卒業する月まで、毎月末日までに振り込む方法により支払う」というように
疑義が生じないよう、金額と期間、支払方法を具体的に取り決める必要が
あります。
②やさしい言葉遣いを心掛ける
「父親なんだから養育費を払うのは当然」「浮気したんだから離婚される
のは自業自得」といったように、向こうに非があって離婚する場合は、どう
しても相手に対して語気が強くなりがちです。
同じ言葉でも会って伝えるのと、文章にするのとではニュアンスが大きく
異なります。
文章にすると意外に不躾になりがちですので気を付けたい点です。
③送信は時間を置くことを心掛ける
離婚の取り決めをメールで送る場合、送信内容を作成してから1~2日は
置くように心がけるといいと思います。
誰でもその日の出来事や気分によって、感情的な内容を打ってしまったり
することがあるからです。
頭がクリアな状態で、何度か送信内容を見返してから送信することで
あとになってから「あんな内容送らなきゃよかった」を防ぐことで出来ます。
以上、たった3つのポイントですが、意識してみることでその後の離婚
協議が少しは進みやすくなるかと思います。
離婚に関しては相手あってのものである、ということを忘れないことが
大切です。
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