2023年09月08日
2022年に実施した「全国家庭動向調査」において、夫婦の家事分担に
ついての調査結果が出ました。
その結果によると、妻が家事を担う割合は、80.6%という非常に高い
数値が出ました。
家事時間の平均は
妻が平日は247分、休日は276分
夫が平日は47分、休日は81分
という結果でした。
平日においては、妻は夫の約5倍の時間を家事に費やしていることが
分かります。
育児に関しては、妻が78%の割合を担っており、平日は夫の約4倍と
なる524分、休日は約2倍となる724分もの時間を費やしていること
が明らかになりました。
この調査は1993年から5年ごとに行われており、今回が7回目となり
ます。
2008年の段階では妻の家事負担割合が85.5%でしたが、14年
経っても、その割合は高いままであり、まだまだ家事負担が妻に偏っている
ということがはっきりしました。
男性の育児休暇を積極的に推奨するような制度ができても、理想的な
ライフ・ワーク・バランスはまだまだ道半ばです。
夫婦共働きが主流の現在、家事育児と仕事を両立している女性には本当に
頭が下がります。ただ、家事育児負担が大きすぎると、精神面や体力面に
限界がきますから、家庭内での負担割合については夫婦でよく話し合う
必要がありますし、社会全体の問題として常に注視していかなければ
ならないと今回つくづく思いました。
※この記事は2023年8月22日付『秋田魁新報』の記事の抜粋になります。
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