2023年07月28日
離婚の話し合いにおいて、妻が一番疲れてしまうのは、夫が誠実でない
ことです。
話し合いに応じなかったり、前に取り決めた離婚条件を大きく下げたり、
振り回されるのは、たいがい妻です。
話し合いに誠実に臨まない男性の多くは、離婚条件をコロコロ変えて
きます。またその理由も曖昧だったりします。
・以前決めた金額はやっぱり払えない
・よく考えたら、払う必要はない
といったことを言ってきます。
一度取り決めた条件を変えられると、妻としては
・あの話し合いは一体何だったのか
・この先も到底信用できない
と、夫に対し疑心暗鬼になってしまいます。
この状態が続くと、通常であれば、夫婦の話し合いで穏便に済むはず
だった離婚協議が、遅々として進まなくなり、その結果、調停や弁護士
案件に発展してしまうことも珍しくありません。
こういった離婚条件をコロコロと変えてくる夫は、少なからずとも
妻との婚姻生活に対し、何かしらのマイナスな感情を抱いていることが
多いように思えます。
大げさに表現するならば、意図的かどうかは不明ですが、
離婚協議を通じて
“妻を困らせてやろう”“これまでの仕返しをしてやろう”
と思っているのかもしれません。
離婚条件を頻繁に変更する夫に対しては、妻としても当然毅然とした
態度を取って対処していきます。
夫に振り回され続けると、精神的に疲弊して、離婚協議に対する意欲が
低下してしまいがちです。
ですが、お互いが納得して離婚協議を進められるように、その都度
夫の言動を記録して、調停に備えておくようにしてください。
何よりも避けてほしいことは、夫の不誠実な言動につられて、夫に対し
暴言を吐いたり、子どもを会わせないといった行動をとることです。
ひどい仕打ちを受けると、つい反撃したくなりますが、ぐっとこらえて
冷静な大人の対応を心掛けるようにしてください。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ