2023年07月21日
離婚における財産分与はその金額も大きいことから、夫婦にとっては
慎重に行う必要があります。
離婚の財産分与は主に、自宅、預貯金、自動車、保険(解約金含め)など
があり、どのように分けていくのか神経をとがらせる場面です。
財産分与は夫婦で折半というのが基本的なルールです。
しかし、なかには夫に明らかな離婚の原因があり、夫も非を認めて反省
しているような場合は、妻に自宅を財産分与として分与するようなケースも
あります。
ほかにも同様の理由で、預貯金を多めに渡すようなケースもあります。
財産分与は夫婦によっていろいろですが、基本的には取り決め自由です。
どちらかが損することなくフェアに行う場合は、もめる確率は当然に低く
なります。
その反対に、どちらかに偏った財産分与をしようとすると、もめる確率は
途端に高くなります。
離婚協議でもめる点としてよく挙がるのが、“”最初に取り決めたことを後に
なって大きく変更すること“です。
誰でもそうだと思いますが、最初に80もらえると思っていたものが
あとから70に下げられるとすごく損した気になりまし、一度取り決めた
約束を反故にされたことに対しても、怒りを感じてしまうと思います。
これは仕方のないことで、だからこそ離婚の取り決めは時間をかけて
双方納得いくように行うことが一番大切です。
容易に変更することがないようにするため、相手に対して
“出来ない約束はしない”ということも大切です。
またこれに加えて、よほどの事情を除き、財産分与はフェアに行うことを
心掛けるという点も離婚協議を円滑に行うポイントです。
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