2023年04月14日
離婚後でも離婚を引きずっている男性はいます。
その原因として、
妻に押し切られて離婚したものの、本当は離婚したくなかった
しばらく離婚するつもりはなかったが、妻に言われて渋々応じた
といった背景があります。
こういった場合、人によっては
・離婚しても以前のように家族ぐるみで交際しようとする
・元妻に頻繁に連絡をしてくる
・「将来俺に何かあったら頼むよ」と言ってくる
・元妻に交際相手がいないかどうかを非常に気にする
といった言動が表立ってくることがあります。
いわゆる“元妻に対する固執”からくる言動です。
離婚したら妻とは赤の他人になるということを理解していなかったり、
離婚してやったんだから多少のわがままは聞いてくれて当然だ、と
自分の思い込みだけで行動してしまいます。
離婚後1~2年は特に、元妻に対する感情を引きずっていることが多く
「自分は養育費を払っているんだから」と金銭を盾に理不尽な要求を
してくることもあります。
また別れた妻に交際相手がいることや、再婚したことを知った場合に
逆上してくることもあります。
このような場合は慎重に対応しないと、大きなトラブルに発展しかね
ません。
元妻に固執しているような言動が見受けられる際に、元夫と接触せざる
を得ないときは、次のようなことに気を付けてください。
元夫から連絡が頻繁にきても、養育費や子どもとの面会日といった必要
な連絡以外は返さないようにする。
不躾に突っぱねる必要はありませんが、明確に一線を引いておくことは
相手を誤解させないためにも大切なことです。
“復縁できるかも”
“離婚後も以前と変わらない関係でいられる”
などと、淡い期待を持たせないよう、変な誤解を生まないように対処する
ことが求められます。
元妻に固執している場合、離婚の事実を受け入れるために、ある程度の
時間が必要ですし、時間が経過するなかで、元妻との関係が切れたこと
を少しずつ自覚してきます。
そのような経過を経て、元夫が少しずつ自分の日常に戻ってくれること
を期待するしかありません。
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