2023年03月24日
「これって離婚するべき?」といった悩みを抱えて相談にいらっしゃる
場合、今は離婚まで考える必要はないケースと離婚を検討した方がよい
ケースの2つに分かれます。
まずは「今は離婚まで考える必要はないケース」について考えます。
夫の日頃の言動に対する悩みは、小さなものから大きなものまで、その
種類は千差万別です。
「多くの女性が同じことで悩んでいますよ」と聞いて、自分の悩みは
よくあることだと安堵する。
他人に夫の不満を話しているうちに、自分に離婚意思があまりないことに
気付く。
こんなふうに、夫に不平不満があって離婚が頭をよぎっても、
“離婚するべき”という回答にならないことの方が多いものです。
ただそれでも離婚を何度か考えてしまうほど悩みの種が大きくなっている
ことは事実ですから、「このくらいで離婚を考えてもいいのか」
「離婚したい気持ちが膨らんできたけど、どうしたらいいのか」と
専門家に相談するのは自分を客観視する意味でも大切な作業だと思います。
離婚を考え始めたけど、いざ人に話してみると自分にそこまで離婚意思が
ないことに気が付いた、これだけでも大きな収穫です。
このことで日頃の夫の言動を受け流すことが出来たりします。
もう一つの「離婚を検討したほうがよいケース」について考えます。
離婚を考える指標の一つとして、夫の存在が原因による体調不良です。
例えば、夫といると動悸がする、夫がいると眠れない、夫のことを考えると
食欲不振になる、といったように日常生活に支障が出てきてしまっている
ようだと、別居ないし離婚を考えなければならない段階にきている可能性が
あります。
ただ一時的な体調不良かもしれませんから、別居にしても一定期間、離婚を
考えるにしても時間をかけて体調を見極めながら進めていく必要があります。
夫の存在が過度なストレスになっているなと感じているときは、我慢しすぎ
ていたり、視野が狭くなっていたりしますから、そんなときは専門家に話を
しに行ってください。
精神的に疲弊しすぎてしまうと正常に物事をとらえられなくなってしまい
ますから、一度立ち止まって、自分の状態を客観視する必要があります。
「これって離婚するべき?」という問いは、自問自答しても、正しい答え
を出すのは難しい問題です。悩んだら殻に閉じこもらずに、一歩踏み出して
相談してみてください。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ