2023年02月03日
離婚はときに経済的な安定か、精神的な安定をとるかの選択を迫られる
ことがあります。
離婚はしたいけれど、経済的に厳しいかもしれないという場合は、無理に
今すぐ離婚を決断する必要はありません。
経済的な面で離婚を踏みとどまるケースは、子どもの教育費の捻出がネックに
なっていることが多々あります。
このような場合においては、子どもが高校を卒業するまで、子どもが社会人に
なるまで、と期限を区切り、子どもの生活が落ち着いたら離婚に踏み切る、
という方が多くいらっしゃいます。
またこれとは別に、夫婦仲が悪くとも経済面を優先し、「夫婦関係はこんな
もんだ」と割り切って、離婚を選択しないケースもあります。
一方、経済的には苦しくなるけれど、精神面を優先して離婚に踏み切るケース
もまた沢山存在します。
このような場合は、親の援助や兄弟姉妹の理解、養育費の確保、財産分与など
思いつく限り、やれることを一つずつやってから離婚を進めていきます。
離婚をするとどうしても経済的に影響が出るケースが多いのですが、そのこと
を覚悟したうえで、離婚を選択された方は、皆一様に
「離婚して気持ちがとても楽になった」
「もやもやした気持ちが晴れて、息ができるようになり、楽になった」と
おっしゃられます。
経済面か、精神面か、何を最優先に選択するのかは人それぞれです。
婚姻を継続する場合は、夫婦仲の問題からくる精神的なストレスと向き合って
いかなければなりませんし、離婚を決断する場合は、お金のことで頭を悩ませ
る回数が増えるかもしれません。
そういったときでも、そのときどきの自分の選択を疑わずに、前向きに捉えて
いくように意識してください。
「あのとき離婚しとけばよかった」「あそこで離婚しなければよかった」と
もう一つの選択肢ばかり考えないようにすることが大切です。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ