2023年02月21日
離婚には、じっくり時間をかけて進めていく離婚と、極力時間をかけずに
急ぎで進めていく離婚があります。
どう違うのでしょうか?
まずは時間をかけて進めていく離婚についてお話していきます。
離婚する夫婦の大半がこちらに該当するかと思いますが、特に
〇自分の離婚の意思が完全には固まっていない
〇相手がなかなか離婚に応じてくれない
〇養育費や慰謝料などの条件面の交渉がまとまらない
といった場合は、双方が納得するまでよく話し合う時間が必要です。
条件面などの話し合いでは、時に紛糾してしまうこともありますから
お互いが冷静に考える時間も含めて、数か月から数年単位の時間が必要に
なることもあります。
特に上記の1つ目と2つ目に当てはまる場合はより慎重さが必要です。
自分の離婚の意思が固まらない場合は、気持ちが固まるまでは離婚に
踏み切る必要はありません。同様に、相手が離婚に応じたくないと
離婚を突っぱねている場合、無理強いさせることもNGです。
離婚は双方の合意が鉄則ですから、無理強いさせることも、することも
あってはなりません。
一方で、時間をかけない方がいい離婚のケースも存在します。
たとえば
〇お互いに離婚の意思は固まっている
〇ある程度、離婚後の条件面を取り決めている
ような場合は、相手の気が変わらないうちに早めに離婚の手続きを済ませた
方がいい、という側面もあります。
離婚において大切なことは、双方の離婚の意思と条件面です。
この2つがある程度まとまっているようであれば、あまりダラダラと時間を
かけずに、早急にとりまとめることをお勧めします。
このようなケースで時間をかけてしまうと、相手の気が変わったり
周囲からあれこれ口出しをされることで、既に決めてあった条件を下げる
よう要求してきたりと、あまりいい流れにはならないことが多いからです。
離婚を考えている夫婦には、それぞれ適切なタイミングがあります。
養育費や慰謝料の話し合いが円満にまとまり、スムーズに離婚に至った
ようなケースはタイミングがベストだったといえます。
タイミングを逃してしまったり、まだその時期ではないのに先走って
しまったり、自分だけでは冷静に判断できないこともあります。
そんなときは、信頼のおける身近な人、または専門家に話をしてみて
ください。
離婚問題については、そのときの自分の気持ちを素直に吐き出してみる
ことで、自分でも気づいていなかった感情が表面化してくることが
あります。一人では抱えきれずにパンクしてしまわないよう、溜め込ん
でしまわないようにしてください。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2023年02月10日
2月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。
本日発行の『marimari』に2月開催の“女性のための離婚セミナー”に
ついて掲載しております。
※マリマリニュースの欄(10ページ参照)に掲載しております。
このセミナーは
〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい
〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない
〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい
などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて
おります。
ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも
安心してご参加頂けます。
また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった
ご要望にもお応えしております。
お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。
またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には
面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。
この機会にぜひご利用ください。
以下がセミナーの詳細となります。
~女性のための離婚セミナー~
■日時:2/16(木)・21(火)・22(水)・28(火)
各日ともに10時開始、所要時間は1時間~1時間半程度。
※お好きな日をお選びになってご参加ください。
■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階
■参加費:1,500円(税込)
■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。
※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み
頂けます。
※お問い合わせフォームがうまくご利用になれないときは
メール(info@unoki-gyosei.jp)でお問い合わせください。
【ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!】
お問い合わせフォームからお申込み頂いた場合、当事務所より自動返信
メールが届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。
返信メールをお送りできない場合は、お電話を差し上げることがございます
ので、お申込みの際にお電話番号も入力して頂けると助かります。
セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので
ご安心ください。マスク着用のうえ、ご参加ください。
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2023年02月03日
離婚はときに経済的な安定か、精神的な安定をとるかの選択を迫られる
ことがあります。
離婚はしたいけれど、経済的に厳しいかもしれないという場合は、無理に
今すぐ離婚を決断する必要はありません。
経済的な面で離婚を踏みとどまるケースは、子どもの教育費の捻出がネックに
なっていることが多々あります。
このような場合においては、子どもが高校を卒業するまで、子どもが社会人に
なるまで、と期限を区切り、子どもの生活が落ち着いたら離婚に踏み切る、
という方が多くいらっしゃいます。
またこれとは別に、夫婦仲が悪くとも経済面を優先し、「夫婦関係はこんな
もんだ」と割り切って、離婚を選択しないケースもあります。
一方、経済的には苦しくなるけれど、精神面を優先して離婚に踏み切るケース
もまた沢山存在します。
このような場合は、親の援助や兄弟姉妹の理解、養育費の確保、財産分与など
思いつく限り、やれることを一つずつやってから離婚を進めていきます。
離婚をするとどうしても経済的に影響が出るケースが多いのですが、そのこと
を覚悟したうえで、離婚を選択された方は、皆一様に
「離婚して気持ちがとても楽になった」
「もやもやした気持ちが晴れて、息ができるようになり、楽になった」と
おっしゃられます。
経済面か、精神面か、何を最優先に選択するのかは人それぞれです。
婚姻を継続する場合は、夫婦仲の問題からくる精神的なストレスと向き合って
いかなければなりませんし、離婚を決断する場合は、お金のことで頭を悩ませ
る回数が増えるかもしれません。
そういったときでも、そのときどきの自分の選択を疑わずに、前向きに捉えて
いくように意識してください。
「あのとき離婚しとけばよかった」「あそこで離婚しなければよかった」と
もう一つの選択肢ばかり考えないようにすることが大切です。
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