2022年12月01日
ここ数年、コロナ禍の影響で、妻は同行せずに夫と子どもだけで夫の実家
に帰省する“父子帰省”が少しずつ増えているとのことです。
父子帰省には意外にもメリットが多く、その一つとして、
「夫の実家にいると気を遣って疲れてしまう」
「夫の実家に行くと手伝いをしないといけないので休めない」
といった妻の不平不満を解消することができます。
夫と子どもが父子帰省をしている間は、妻はゆっくり休むことができます。
また一方で夫の実家としても
「たまには嫁がいない帰省も気兼ねなく過ごせていい」
「息子と孫とゆっくり向き合えて楽しかった」
といった声もあります。
夫としても
「子どもと過ごす時間を満喫できた」
「ことのほか親が喜んでくれた」
と通常の帰省では気付けなかった部分に向き合うことができたりもします。
そしてこれらにプラスして、旅費などの帰省費用も抑えられるというおまけ
もついてきます。
もちろん、良い面ばかりではなく、妻がいないことで子どもがぐずったり、
世話をする両親の負担が増えてしまうといったマイナス面もありますが、
毎回ではなくたまにはこういった形の帰省をすることで、日常生活に追わ
れて狭くなっている夫婦の視野が少し広がるのかもしれません。
このように考えてみると、これまで母子帰省は当たり前にありましたが、
父子帰省はあまりなかったことが不思議に思えてきます。
さまざまな面で多様性が叫ばれる時代、今後は夫の実家に母子帰省する
パターン、妻の実家に父子帰省するパターンなんかも珍しくはなくなって
くるかもしれません。
※この記事は2022年12月1日付秋田魁新報の記事を抜粋しております。
Category:その他, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ