2022年08月31日
夫の定年退職を機に離婚を考えている女性の多くは、“定年後に夫婦で
過ごす青写真を描くことができない”ことを理由にあげています。
◎ずっと離婚を考えてきた。子どもや経済面のことが心配でなかなか踏み
切れなかったが、夫の定年を機に離婚したい。
◎これまで長年にわたって夫の言動に我慢してきたが、夫が定年したら
自分の好きなように生きていきたい。
といった考えを多く聞くなかで、これとはまた別に
◎夫の家族や親族にこれまでいろいろ口出しをされて、ずっと折り合いが
悪く苦しんできたから、離婚して夫の家族との関わりを断ちたい。
◎夫と義父母の介護のことを考えたら、絶対に無理だと感じた。
とより具体的な理由で離婚を考える方もいます。
夫の定年退職を機に離婚を考えている場合、妻の離婚後の住まいと生活費、
つまり経済的な基盤の目途がたてば、離婚はいよいよ現実的なものとなり
ます。
離婚後の生活費の工面について
・自分の退職金やこれまでの貯金を生活費とする
・親の財産を相続している(またその可能性がある)
・夫との財産分与を行う
といった方法をとることができる場合は、離婚後の経済的な不安を少しでも
和らげることができます。
この他にも
・離婚後は姉(または妹)と同居するつもりである
・実家に戻って実家を引き継ぎたい
など、さまざまなライフスタイルを選択している方は沢山いらっしゃいます。
また、容易ではないかもしれませんが、離婚を決めたら自分の周囲(家族
だけでなく、友人や知人)にはその旨を話して、今後生活様式が変わること
を理解してくれる人を増やすことを意識してみるといいかと思います。
病気やけがなどの有事の際に、ちょっとした周囲のサポートがあるだけで
気持ちが非常に楽になります。
人生100年の時代ですから、昔と違い、定年してからの人生は長いです。
離婚したことで自分にとってプラスになることに目を向けて、これまで
挑戦したくても出来なかったこと、やりたくても我慢していたことなど
積極的に取り組んでみて、人生をより豊かに過ごされる努力をすることが
大切です。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ