2022年07月21日
法制審議会の家族法制部会は19日、これまでの親権制度を見直す案の
たたき台を示しました。
これまで離婚後の親権は、父母のどちらか一方が持つ「単独親権」制を
採用しており、そのため、子どもの財産管理などが円滑にできる一方で
親権をとれなかった方が子どもを連れ去るという問題もありました。
今回のたたき台では
①共同親権と単独親権を選択できる
②現行の単独親権のみとする
という案が提示されています。
共同親権のデメリットとしては、妻や子どもが夫からDVや虐待を受けて
いた場合、子どもの安全を確保することが難しくなるといった反対意見が
根強くあります。
ただ海外では、共同親権を採用している国が多く、単独親権では親権を持た
ない側が子どもとの面会交流をスムーズにできないという声も上がっていま
す。
※7月21日付秋田魁新報の記事を一部抜粋しております。
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