2022年07月14日
子どもがいる場合、離婚をしても、元夫と連絡を取るケースは沢山あります。
子どもがまだ幼い場合においては、その面会日について元夫と連絡をとる
必要がありますし、受験や就職、入学式や卒業式といったイベントの際にも
連絡を取り合う機会がたびたび訪れます。
離婚後に連絡を取り合っている元ご夫婦のなかに、少数ですが、
“離婚した事実をきちんとのみ込めていない”と見受けられるタイプの男性
がいます。このようなタイプの男性は
・離婚しても以前のように家族ぐるみで交際しようとする
・元妻に頻繁に連絡をしてくる
・「将来俺に何かあったら頼むよ」と言ってくる
・元妻に交際相手がいないかどうかを非常に気にする
といった言動が目立ちます。
このタイプの男性は、離婚しても元妻や子どもに固執することが多く
それが原因でトラブルが起こることもありますので、かなりの注意
が必要になります。
離婚後1~2年は特に感情を引きずっていることが多く、養育費を払って
いるんだから、と金銭を盾に理不尽な要求をしてくることもあったり、
元妻の家に押しかけてくるようなケースも存在します。
また元妻に交際相手がいることを知ったときや元妻が再婚したことを知った
場合に、逆上してくることもあります。
さきほど記載した4つの言動が当てはまるようであれば、元夫への対応
は慎重に行ってください。
元夫から連絡が頻繁にきても、養育費や子どもとの面会日といった必要な
連絡以外は返さないようにすることも大切です。
不躾に突っぱねる必要はありませんが、明確に一線を引いておくことは
相手を誤解させないためにも大切なことです。
小さい子どもがいる場合の離婚は、“養育費と面会”という接点があるため
別れた夫とどのように距離を取って付き合うのか、とても難しい問題だと
思います。
よほどの円満離婚でないかぎりは、基本的には必要最低限のやり取りが
一般的ですし、元夫婦で頻繁に連絡を取り合うことは、どちらかに余計な
誤解を招くきっかけを与えてしまうかもしれません。
離婚後に分かれた相手に執着してしまうことは決して良いこととは言えませ
んから、その場合はしっかり対処していくことが求められます。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ