2022年06月20日
結婚して夫の実家で暮らすことになった場合、一番問題となるのは
義理の親との“価値観の相違”です。
義理の親とは年齢も離れているため、ジェネレーションギャップという側面
も大きく影響します。
生活の些細なことに始まり、子どもの教育方針に至るまで、その考え方は
家族といえども一様ではありません。
特に衝突しやすい問題が「子育て」に関してです。
義理の親が息子夫婦の子育てに干渉してくるようになると、苦痛に感じて
しまう方がほとんどだと思います。
義理の親からすると「子育てがゆるくて見ていられない」「もっとしっか
りしつけてほしい」と欠点ばかりに目がいってしまいがちです。
子どものため孫のためによかれと思っての口出しなのですが、それをあり
がたいと受け取る女性はほとんどいないのが現実です。
たまに注意される程度であれば、聞き入れることも受け流すこともできま
すが、それが日常的になると、息子夫婦(特に妻)は疲弊してしまいます。
義理の親にしっかり言い返せるようであればまだしも、多くの女性は言わ
れたことをそのままのみ込んでしまいがちですから、相当なストレスを溜
め込んでしまいます。
極力ストレスを減らして同居を続けていくためには、義理の親と息子夫婦
の双方に相当な努力と工夫が必要になります。
ただ義理の親が高齢の場合、いまからこうしろああしろと言っても、生活
様式をすぐに変えることは不可能ですから、息子夫婦の方が譲歩しなけれ
ばならない場面の方が多々あることでしょう。
その方法の一つとして「外出する」ことです。
いまは共働きが増え、妻も日中は働いていることが多く、義理の親と顔を
会わせる時間が少ないとその分衝突も避けられます。
お休みの日も息苦しさを感じるようであれば、外出して気を紛らわすこと
が必要になります。
二つ目は「生活リズムを変える」ことです。
食事やお風呂の時間をずらして、義理の親と重ならないようにすることで
少しはストレス緩和につながります。
そして三つ目は義理の親に「期待しないこと」です。
義理の親との同居の場合、こちらに気を遣ってくれることはあっても、
息子夫婦が望むように動いてくれることはほとんどありません。
「お義父さんがもっと変わってくれたら」「お義母さんがもう少し優し
くしてくれたら」という希望はなかなか叶いません。
最初からそういうもんだと努めて思うようにした方が気が楽です。
衝突を避けて、お互いに少しでも暮らしやすい生活を創り上げて
いくことが、同居を継続するうえでの心構えとなります。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ