2021年12月14日
離婚話は切り出しにくいものです。
特に、離婚の同意が得られそうにない場合や、夫と口をききたくない場合
などは、どのタイミングでどう伝えるか、非常に頭を悩ませる問題です。
離婚の切り出し方はさまざまです。
・相手に直接伝える
・メール・LINEなどで伝える
・まずは別居してから、時機をみて伝える
・親(親戚・義理の親など)を介して伝える
といった方法があります。
離婚を切り出す際、気を付けるポイントは3つあります。
一つ目は、こちらの離婚の意思が完全に固まってから伝えるということ。
こちらの離婚の意思が完全に固まる前に話を切り出してしまうと、相手
に説き伏せられてしまうだけです。
「どうせ本気で言っていないだろう」
「一時的に感情的になっているだけだろう」
と高をくくった夫に受け流されてしまいます。
一度離婚を切り出してしまうと、相手もこちらに対して構えてしまいます
ので、その後の関係がぎくしゃくしてしまうこともあります。
離婚の意思を伝えるときは、相手に何を言われてもその決意が揺るがない
ようになってからにして下さい。
二つ目は、離婚の決意が固いことを伝えるということです。
「どう説得されても、自分の離婚の意思は変わらない」という態度を
取り続ける必要があります。
こちらが本気で離婚を考えていることを相手に理解してもらうことが
大切です。
このためにも、一つ目のポイントが重要になってきます。
夫に説き伏せられる程度の意思であれば、家庭生活が混乱するだけです。
中途半端な離婚話は相手を苦しめるだけになってしまいます。
そして三つ目は、離婚理由を明確に伝えるということです。
女性に多く見受けられるのですが、「嫌い」「一緒にいるのが無理」
「夫のすべてが受けつけられない」といったような抽象的な表現で離婚理由
を告げてしまうようなケースです。
このような場合、夫は混乱してしまい「なにが離婚理由なのか分からない、
納得できない」と離婚を拒絶する方向へ向かってしまいます。
明確な離婚理由を相手に伝えないことには、相手を離婚に応じさせること
が難しくなります。
反対に、離婚の意思が固く、いくら説得されても翻意する気はないこと、
離婚の理由を明確に伝えていること、この3つが揃えば、相手も真剣に
向き合わざるを得なくなります。
そしてこちらの離婚話に夫が耳を傾けるようになったら、そこから離婚
協議のスタートとなります。
離婚を切り出すときは、決意の固さと離婚理由、この2つが曖昧になっ
てしまわないようにしてください。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ