2021年02月26日
離婚経験のあるママ友への離婚相談は
「実際すごく役に立ちました。苦しい時期だったのでとても助かりました」
という声が圧倒的です。
やはり離婚経験者のアドバイスは貴重です。
経験しているからこそ、落ち着いて親身になって話を聞いてくれますし、
離婚において注意すべきポイントを押さえています。
実益的な意味でも、精神的に支えになってくれるという点でも、離婚経験者
に話を聞くことはプラスに働くことが多いです。
ただ一つだけ、気を付けてほしいことがあります。
離婚は家庭ごとに状況が異なるということです。
夫の性格によって取り決めが左右されることが多く、一概に他の家庭と
比較することが難しいものです。
例えば、ママ友であるAさんは
①小学生の子どもが2人いる。
②住宅ローンが残っている。
③夫の浮気により離婚することになった。
④子どもの養育費と浮気の慰謝料を払ってもらうことになった。
⑤将来夫から自宅を財産分与してもらう約束をになった。
といった条件で離婚している。
Aさんと同じく小学生の子どもを2人もつBさんは、Aさんの話を聞いて
「自分もAさんと同じような境遇だから、同じように取り決めできる」
と思い込むことは早計ですし、NGです。
離婚協議がスムーズに進む夫婦もいれば、ぶつかって折り合えない夫婦も
います。
離婚の原因が夫の浮気だとしても、慰謝料をポーンと払う男性もいれば
全く支払う意思がなく、開き直る男性もいます。
自分と似たような境遇の人が好条件を取りまとめていたとしても
あくまで“参考”として話を聞き、すべてを自分に当てはめたり、比較すること
は絶対にNGです。
離婚に限らずですが、人と比べると苦しくなるだけです。
離婚経験者の話は参考にし、学ぶべきところは学んでも、「自分と彼女は
違うんだ」と区切って考えることを忘れないでください。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2021年02月22日
本日、2月22日は行政書士の記念日です。
昭和26年2月22日に行政書士法が公布されたことにより、行政書士は
国家資格となりました。
令和3年で行政書士制度70周年を迎える節目の年です。
※行政書士連合会のキャラクター『ユキマサくん』
例年であれば、各都道府県の行政書士会がイベントを主催するのですが
今年はコロナ感染拡大防止の観点より、イベントを見送る会がほとんど
となっております。
Category:事務所からのお知らせ, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2021年02月19日
嫁姑関係は、いつの時代もどんな家庭でもいろいろと問題山積ですが
特に同居しているご家庭では、本当に苦労されている方が沢山いらっしゃ
います。
もちろんどちらの側に立つかで、見え方が変わってきますから、一方的に
「どちらが悪い」と断言できるものではありませんが、今日のブログはお嫁
さんの立場からみた視点でお話します。
夫の家族と同居していると、姑の言葉に傷つけられた経験がある方が
非常に多くいらっしゃいます。
「あなたがしっかりしていないから、息子が可哀そう」
「あなたが嫁だとこの家もおしまいだわ」
「子どものしつけがなっていないのはあなたの責任でしょ」
といったように、ことあるごとに夫はさておき、嫁だけが非難の対象に
なってしまうことがあります。
心無い言葉を浴びせられる日が何年も続くと、姑との関係に疲弊して
離婚を考え始める方もいらっしゃいます。
夫との仲は良好とはいえないものの、そこまでこじれてはいないのに
姑との関係が離婚の引き金となってしまう。
最初はあれこれ小言を言ってくる姑に対して不満に思っていたものが
次第に何も助けてくれない夫に対して不満が募るようになり、嫁姑関係
だけでなく、夫婦関係もギクシャクしてきてしまった、、、というケース
です。
夫と子どもだけで暮らしていれば離婚まで至らなかったのに、という
ことは珍しくありません。
秋田だと、「夫が長男で実家を継がなければならない」という制約が
あることも多く、結婚することで夫と実家がセットになっていることを
受け入れるという選択肢しかないのが現実です。
その中で何とか頑張って生活をしてきても、やはり姑との関係が悪く
なってしまうと、“実家には居づらい、実家を出たい”と思ってしまうのは
自然のことだと思います。
ひたすら我慢し続けて、心も体も疲弊しきってしまうことだけは
何とか避けてほしいことです。
そして頭に留め置いて頂きたいことは、さまざまな選択肢がある、という
ことです。
姑との関係がこじれて実家を出たあとに
〇離婚する
〇しばらく別居する
〇一時的に家族だけで生活してみる
〇両家で話し合いの場を設ける
といったようなやり方があります。
時間を置くことも解決策の一つですから、家を出た=離婚というわけでは
なく、少し時間をかけて、自分が本当にどうしたいのか考えてみることを
忘れないでください。
そしてそういった状況のときは、周囲の人の話に耳を傾けてみることも
心掛けてください。
自分だけ追い込んで答えを急ぐことのないよう、頼れるものには頼って
みることを覚えておいてください。
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2021年02月12日
今月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。
本日発行の『marimari』に2月開催の“女性のための離婚セミナー”に
ついて掲載しております。
※マリマリニュースの欄(8ページ参照)に掲載しております。
このセミナーは
〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい
〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない
〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい
などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて
おります。
ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも
安心してご参加頂けます。
また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった
要望にもお応えしております。
お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。
またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には
面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。
この機会にぜひご利用ください。
以下がセミナーの詳細となります。
~女性のための離婚セミナー~
■日時:2/16(火)・18(木)・24(水)・25(木)
各日ともに10時開始、所要時間は1時間半程度。
※お好きな日をお選びになってご参加ください。
■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階
■参加費:1,500円(税込)
■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。
※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み
頂けます。
※お問い合わせフォームがうまくご利用になれないときは
メール(info@unoki-gyosei.jp)でお問い合わせください。
※※※ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!
問い合わせフォームからお申込み頂くと、当事務所のPCより返信メール
が届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。
返信メールをお送りできない場合は、当事務所よりお電話を差し上げる
こともございますので、出来ればお申込みの際に電話番号も入力して
頂けると助かります。
セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので
ご安心ください。マスク着用のうえ、ご参加ください。
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2021年02月09日
離婚の取り決め事項の一つに「面会交流」というものがあります。
面会交流とは、離婚後に親権者(監護者)でない方の親が子どもに会う
権利のことを言います。
この面会交流に関しての取り決めは
○【頻度】面会交流は月に1度とする
○【連絡方法】子どもと面会交流する際は、事前に夫から妻に連絡をする
○【その他】子どもの宿泊を含めるかどうか
などというように、あらかじめ夫婦間でルールを決めておきます。
運動会や学芸会、授業参観などといった学校行事に関しても
親権者でない方が勝手に参加することで、トラブルに発展する怖れがある
ような場合は、事前に話し合って決めておいた方がいいと思います。
ただ最近よくあるのが、夫が「離婚後は子どもには会わなくていい」
と言い出すことです。
このように言い出す理由はさまざまで
〇離婚の話し合いが紛糾して、イライラした夫がつい口に出してしまった
〇妻に対する嫌がらせ
〇養育費を多く払いたくないため
などいった、本来の面会交流の要素とは別の感情が絡んでいる場合があり
ます。
このような場合、夫の言葉を真に受けて「夫と子どもは会わない」なんて
いう取り決めをしないよう気を付けてください。
離婚の話し合いの最中は、夫婦ともに精神的に非常に疲弊しています。
そのため、後先のこと考えずに取り決めたり、本音とは違うことを
相手にぶつけてしまったりといったことが沢山起こります。
突飛な取り決め・無理難題な取り決めはやめておくことです。
夫も今は「子どもに会わない」と強がっていても、数年後には「子どもに
会わせてくれ」と言ってくることもあります。
また子どもの方も、年齢とともに、親に対する考え方・感じ方が変化して
きます。
妻の方で面会交流を制限してしまうと、夫も子どももお互いに会いたい
ときに、「会いたい」と言い出せなくなってしまいます。
面会交流に関しては、柔軟に取り決めることをお勧めします。
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2021年02月05日
育児、家事、そして仕事の両立は本当に大変です。
ここ最近は、旦那さんが積極的に家事育児を担ってくれるような家庭も
あるという話は聞きますが、まだまだ妻が家事育児のほとんどの割合を
負担しているというのが現実ではないでしょうか。
特に夫婦共働きの場合は、誰かの助けを借りなければ、日常生活が回って
いかないことが多々あります。
誰かの手を借りたいとき、やはり一番頼りになるのは妻の母親です。
何といっても育児経験者であり、娘のこともよく理解して動いてくれます。
近くに暮らしている場合は、家事育児のサポートをお願いするのに、これ
以上の適任者はいません。
ただ、母親の手を借りることの唯一で最大の欠点は、「夫より母親」と
なってしまうことが往々にしてある、ということです。
家事育児を手伝ってもらっているうちに「夫といるより母親と一緒にいる
方が楽」と感じてしまう、、、そういう時期があるのもある程度は仕方の
ないことです。
家事育児に追われていると、精神的にも肉体的にも疲弊してしまいます
から、自分で背負い込みすぎて、オーバーしてしまうより、一時的に
母親の力を借りてしのぐことは精神衛生上、大切なことです。
問題なのは、この状態が続きすぎることです。
何年も何年も、母親ありきの生活を続けていると、少しずつ夫婦の関係に
溝ができてきます。
そうならないためにも、少しずつ母親からの手助けの割合を減らしていく
ことが必要になります。
これまで母親に月に3回来てもらっていたのを2回に減らす、休日は
たびたび母親のいる実家に行っていたが、夫と過ごすようにする、と
いったように、徐々に頻度を下げるように意識してみるといいかと思い
ます。
意外にも、妻は自分が母親に頼っていることをあまり自覚していない
ことがあります。
妻としては、月に2回だけ母親のところへ行っているだけ、でも夫と
しては、月に2回も母親を頼っている、といったように、夫婦でも
その認識にズレが生じていることがありますから、ここは注意が必要
です。
助けを必要とするとき、そうでないとき、自分で見極めることは大変です
が、頼り過ぎてはいけないと意識することで、次の行動につながっていく
ように思えます。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2021年02月01日
養育費は離婚の取り決め事項の中でも最も優先順位の高いものですが
それとは別に、教育費というものがあります。
高校や大学、専門学校へ入学したときにかかる入学金、授業料、学用品代
等のことです。
子どもの進路によって、金額や支払い時期が異なります。
そして何より養育費との大きな違いは、一括で支払う金額が大きいという
ことです。
そのため何も取り決めないまま、いざ必要になったときに相手に請求して
も、用意が出来ていない、という事態に陥ってしまうことがあります。
そういった事態に備えておくためにも、高校や大学の入学時期は明確です
から、教育費について、可能な限り、相手とよく話し合っておくことが大切
です。
ただ教育費の取り決めにおいて難しいのは、子どもの進路は現段階では
未定という点です。
例えば、子どもが小学5年生で離婚するとして、子どもが高校卒業後に
就職するのか、大学へ進学するのか、大学は理系なのか文系なのか、
離婚時点では全くといっていいほど目処が立ちません。
そのため多くの場合、教育費に関しては「その都度夫婦で協議する」と
いった取り決めをします。
人によっては「入学金は夫が支払う」とか「授業料は夫婦で折半する」と
いったように、具体的に取り決める場合もあります。
ただ、いずれの場合も、夫婦で話し合って、合意の上で取り決めることが
必要になります。
養育費だけでなく、教育費についても知っておいて頂きたい知識です。
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