離婚相談、誰にする?

2020年11月30日

夫への不平不満が溜まると大きなストレスとなり、家庭内の雰囲気も悪く

なってしまうことがあります。

そのようなとき、一体誰に相談するのが適切なのか、迷ってしまいます。

 

家庭内の不和を愚痴るくらいであれば、友人が一番です。溜まっているもの

を吐き出して、少しでも気持ちが楽になるなら、問題ありません。

「夫と最近うまくいっていない」「夫婦関係がギクシャクする」といった

初期段階であれば、周囲にいる気の置けない友人や離婚経験者などに話を

してみると落ち着いてきます。

 

これが少し進んで離婚の可能性が出てきてしまった場合は話が違ってきます。

離婚という選択肢が出てくるようであれば、友人知人に相談しづらくなって

きます。本当に信頼のできる友人ならば別ですが、離婚を思い悩んでいること

を相談するのはなかなか勇気がいるものです。

 

そうなると相談相手として考えられるのが、自分の親です。ただ親に相談する

ことには2つの懸念があります。一つは、余計な心配をかけてしまうこと。

そしてもう一つは、相談することで親の方が前のめりに「離婚しろ」と言っ

てくることです。

 

問題なのは後者の方で、親はいかなる状況のときでも子どもの味方ですから

娘が離婚相談をすると、夫=悪者という図式になってしまうことが多々あり

ます。

まだ自分自身、離婚を決断していないにもかかわらず、親が先走って「そんな

奴とは離婚した方がいい」と言い出すと、本来離婚案件ではない、修復可能な

夫婦関係も離婚に向かってしまう恐れがあります。

離婚を決意する前に親に相談するときは、言葉を選びながら慎重に話をする

必要があります。

 

そして夫の親に相談するというパターンもあります。

これはかなりの確率で失敗に終わります。中でも多いのが、義母に離婚相談

をすると「あなたが悪いから、夫婦関係がうまくいっていないんじゃない?」

と責められてしまうことです。

どの親も自分の子どもが一番ですから、こちらが期待しているような言葉を

かけてくれるケースはレアです。

また別のパターンとして起こり得るのが、義母が息子(夫)に連絡をして

しまうことです。「離婚のこと相談されたけど、あななたち夫婦どうなって

いるの?」と直接息子を問い詰めてしまう。

夫は突然の母からの連絡に戸惑い、夫婦関係のことを自分に内緒で母親に

相談した妻に怒りの矛先を向けてしまいがちです。

こうなると夫婦関係がさらにこじれてしまいます。

相手の親に相談するというのは、余程のことでないとうまくいきません。

相談したい場合は、そのことを念頭に置いて話をするよう気をつけて下さい。

 

夫婦関係の話は誰にどう話すのか、なかなか難しい問題です。

ただ「一人で抱え込む」ことだけは絶対にやめてください。

離婚について考えることは大きなストレスですから、一人で抱え込んで

しまうと体調不良や精神疲労を引き起こします。

上記のように、初期段階であれば友人知人に話をしてみる、親に相談する

ときは言葉を選びながら慎重に話してみる、の他に、専門家に相談して

みるという方法もあります。

専門家をつかうメリットは、守秘義務が課せられているため情報漏洩の

心配がないことに加え、第三者の視点で助言をしてくれることが挙げられ

ます。友人と違い、変な遠慮がないため、はっきりと受け答えしてくれる

点もプラスです。

相談してみると自分では見えていなかった部分に気付くこともありますから

お勧めです。

 

 

 

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

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