2020年11月25日
夫との関係がもう長いことうまくいっていない、関係修復も難しい、、、
そのようなときに他の人を好きになってしまうと、離婚を真剣に考え始め
るようになります。
将来的に好きな人との再婚を視野に入れて、夫に離婚を切り出す、このとき
「ほかに好きな人ができた」と伝えると、大概の夫は離婚を拒絶する方向に
動きます。
これは夫の立場になってみれば至極当然のことで、自分と離婚してすぐに
相手が別の男性と幸せになるのは受け入れ難いものです。
離婚自体は了承していても、配偶者に相手がいるとなると話は別です。
交際の事実を知った途端に、離婚協議が進まなくなることが多いです。
場合によっては、夫から慰謝料請求される、なんてこともにつながって
きます。
慰謝料請求の話が出てしまうと、話し合いが泥沼化してしまいます。
夫が妻に対して「君が慰謝料を払うなら離婚に応じる」というケースも
あれば、「相手の男性に慰謝料を支払ってもらい、この件は終わりにする。
でも離婚はしない」といったケースまでさまざまです。
基本的に離婚は夫婦2人の合意が必要です。
一方が浮気していた場合、もう一方が「離婚したくない」と意思表示を
すると、すぐに離婚することは難しくなります。
この場合、妻が離婚をするためには
〇別居して数年経過するのを待つ
〇夫婦関係が破綻していることを(調停や裁判で)証明する
といったことが必要になってきます。
相手に正直に離婚理由を伝えることは、誠実ではあるものの、こと離婚と
なるとなかなかそうとばかりは言えないようです。
好きな人がいるだけで、具体的な再婚話などは何も進んでいないのに
見切り発車で夫に「私、好きな人がいる」と伝えても、離婚協議が混乱して
しまうばかりです。
夫婦関係が破綻していないのに、他の人と交際することは浮気だとみなされ
慰謝料請求されることにもなります。
夫婦関係の破綻後に交際を開始したのであれば、それを証明できるようで
なければなりません。
いわゆる有責配偶者からの離婚の申し出は容易ではありません。かなりの
覚悟が必要です。
専門的な知識のないまま突っ走ることは危険ですから、本気で離婚を考え
始めた場合は、一度信頼の置ける人に話を聞いてもらうことが大切です。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ