2020年11月20日
離婚話は切り出しにくいものです。特に、離婚の同意が得られそうもない
場合や夫と口をききたくない場合などは、どのタイミングでどう伝えるのか
頭を悩ませる問題です。
離婚の切り出し方としては、例えば
①夫婦2人の時間に落ち着いて伝える
②メールや手紙で伝える
③まずは別居して、時期をみて伝える
といった方法があります。
ここで気を付けるポイントが2つあります。
まずは“離婚の決意が固いことを伝える”ということです。
こちらの離婚の決意が完全に固まる前に話を切り出すと、相手に説き伏せ
られてしまうだけです。
「どうせ本気で言ってないだろう」
「一時的に感情的になっているだけだろう」
と高をくくった夫に受け流されてしまいます。
ただ離婚話を切り出した事実は消えないので、夫も妻に対して構えてしまい
ますし、あとには気まずい日常が続いてしまいます。
離婚の意思を伝えるときは、相手に何を言われても決意が揺るがないように
なってからにして下さい。
次に大切なのは“離婚理由を明確に伝える”ということです。
女性に多いのが「嫌い」「もう無理」「すべて受け付けない」というような
抽象的な表現で離婚理由を告げてしまうケースです。
このような場合、夫は混乱してしまい「なにが離婚の原因なのか分からない。
納得できない」と離婚を拒絶する方向へ向かってしまいます。
男性は女性に比べ、理論的だと言われているように、理屈できちんと説明
しないことには納得できない方が多いです。
逆に言えば、離婚の決意が本気だということ、いくら説得されても翻意する
ことはないこと、離婚の理由を明確に伝えていること、この3つが揃えば
相手も真剣に向き合わざるを得なくなります。
そしてこちらの離婚話に夫が耳を傾けるようになったら、そこから離婚協議の
スタートです。
離婚の決意と離婚理由、この2つが曖昧になってしまうと、相手を余計に
苦しめてしまうことにもなりますから、抑えておいて頂けたらと思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ