2020年08月04日
内閣府が昨年、男女計約1万4千人に調査した『男女共同参画白書』
において、夫婦の家事育児に関する興味深いデータが公表されています。
夫婦共働きにもかかわらず、妻が育児と家事に充てる時間が夫の2倍を
超えているとの実態が浮き彫りになっています。
夫婦2人世帯の場合は、妻が夫の2.6倍を家事時間として負担している。
子どもがいる世帯の場合は、家事時間は妻が夫の2.8~3.6倍も多く
育児時間は2.1~2.7倍となっている。
男性の家事育児時間は少しずつ増加しているものの、妻には遠く及んで
いないことが明らかである。
私がこれまでに接した女性も、ほぼ100%の確率で、妻の方が夫より
圧倒的に多くの家事育児時間を負担しています。
人によっては2倍3倍ではなく、妻が家事育児全般を一人でこなしている
ご家庭もあります。
現代では大多数が共働きですから、夫が育児家事を負担しないことには
家庭がうまく回っていきません。
お客様の話を伺っていると、家事育児の折半は理想ではあるものの
現実的に無理でしょうから、せめて全体の3割程度を夫が担ってくれると
妻の負担はかなり楽になると思われます。
加えて、男性によって向き不向きの家事の種類がありますから、その点に
配慮しながら「洗濯物を干すここと、お皿洗いは夫の仕事」といった
ように、夫のやるべきこと(というよりも、やれること)を明確に決めて
おくと、分かりやすくて衝突を避けられるのではないでしょうか。
現在は未曽有のコロナ禍のため、夫婦が家庭で過ごす時間がこれまでになく
多くなっています。
家事育児の負担は夫婦喧嘩の原因になりますから、事前に役割分担を
決めておくことが大切です。
少しの工夫で夫婦間の衝突を減らすことが出来ますから、この機会に一度
見直してみるといいと思います。
Category:その他, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ