2020年07月20日
現代は多くの家庭が夫婦共働きです。
女性は育児・家事と両立しなければならないため、パート、バイト、契約社員
といった時短勤務を余儀なくされている方も沢山います。
もちろん夫婦ともに正社員で働いていて、収入が同等、場合によっては妻の
方が年収が上というケースも今では珍しくありません。
こういった場合に起こりやすいのが「夫婦間のパワーバランス」問題です。
年収が同じ、もしくは妻が上の場合に、家事や育児をめぐって夫婦喧嘩が
起こりやすくなります。
というのも、時短勤務ではないため、妻はかなり限られた時間で家事や
育児をこなしていかなければならない。
仕事と家事育児におわれて、精神的にも体力的にも余裕がなくなり、夫に
つい当たってしまう回数が増えてしまう。
また「夫と同じだけ稼いでいるんだから、家事育児の負担も夫と同じに
したい」「もっと夫が積極的に家事育児を手伝ってくれたら、私が楽に
なれるのに」といった夫に対する不平不満が溜まりやすい傾向にあります。
また仕事と家事育児を両立させるとなると、夫婦の話し合いに割く時間が
なくなり、意思疎通ができなくなるという悪循環に陥ってしまうことにも
つながります。
この状態を何年も何年も続けていると、いつの間にか本当に夫婦の会話が
なくなってしまっていたり、休日もお互いがそれぞれ勝手に過ごすなんて
ことが当たり前になってきてしまいます。
夫婦も所詮は他人ですから、お互いの本音には意外と気付いていません。
どんなに忙しくても、こまめに夫婦で家事育児について話し合う時間を
確保することが大切です。
ただその際も「私ばっかり!あなたがもっと手伝ってくれなきゃ!」と
感情的に夫を責めるのではなく、現状の改善点と夫に希望する点を冷静に
訴えかけるようにしてもらえたらと思います。
毎日5分でも夫婦の時間を作る、夫には優しい言葉をかける、といった
ことに注意するだけでも夫婦の関係は良い方向へと変わってきます。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ