子どもへ離婚を伝えるポイント

2020年07月17日

子どもに離婚をどう伝えるか、非常に難しい問題です。

それぞれのご家庭で事情が異なるため、他の人と同じやり方でやっても

うまくいくとは限りません。

 

また話し方に関しても

①離婚理由を話した

②離婚することだけを伝えた

③離婚自体をはぐらかした

と大きく3種類に分かれます。

 

③の「離婚自体をはぐらかした」というのは、たとえば「お父さんは今

仕事が忙しくてしばらく会えないんだよ」とか「お父さんとは違う場所で

暮らすことになったよ」といったように伝えることです。

子どもがまだ幼く“離婚”という意味が分からないような場合に、こう

いった説明をする方が多いようです。

 

離婚を子どもに伝える話し方のポイントとして、次の4つをおさえておいて

頂けたらと思います。

(1)急ではなく徐々に伝える

いきなり離婚の事実を伝えると、ショックが大きいですから、離婚の意思が

固まった頃から少しずつお子さんに話し始めてください。

 

(2)できるかぎり傷つけないように配慮する

「あななたち子どもはパパとママの離婚の原因ではないんだよ」

「これは夫婦の問題なんだよ」

と、「私のせいで両親が離婚するんだ」と子どもが自分のことを責めない

ように先手を打っておいてください。

 

(3)相手の悪口を言わない

夫に対するマイナスな言葉は使わないようにすることが大切です。

「お父さんのせいで離婚になった」「お父さんが悪い」といった言葉は

お子さんを時に苦しめることになります。

子どもからすると、離婚の事実だけでも受け止めるのに必死ですから、

さらに父親の悪口まで聞かされてしまうと感情が処理できなくなって

しまいます。

 

(4)子どもの意見を聞いてみる

上記の注意点は非常に重要ですが、子どもの年齢や性格、親との関係性に

よっては効果的なケースとそうでないケースもあります。

普段から両親としっかり意思疎通ができているようなお子さんであれば

ある程度の離婚事情を伝えても大丈夫でしょうし、その方が納得して前に

進めるような場合も存在します。

すべてを杓子定規に当てはめるのではなく、そのときそのとき子どもに

とって何か最善かを考えて話をしてもらえたら、一番いい伝え方ができると

思います。

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

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