2020年06月16日
離婚をした方がいいのか、踏みとどまった方がいいのか、迷っている中で
真っ先に相談するのは自分の家族(親や兄弟姉妹、親戚)だと思います。
離婚問題で苦しんでいるときに、血のつながった家族の支えやアドバイスは
本当にありがたいものですし、頑張ろうという力が湧いてきます。
ただここで一つ難しい点は、自分自身が離婚の意思が固まっていないような
場合です。
離婚を自分で決断していれば、今後の暮らし全般のことを家族と相談し
経済的にも精神的にも力になってもらうことが出来ますが、離婚を決断
出来ていない場合においては、全面的に家族のアドバイスに従うことが
マイナスに働いてしまうこともあります。
相談される側の家族としては、大切な家族が苦しんでいるなら助けなきゃと
思い、どうしても離婚させる方向へ話をもっていく傾向が強くなります。
話がヒートアップしてくると、夫が完全に悪者にされてしまうことも
あります。
専門家の目からみると「まだ離婚するほどの段階ではない」というような
案件でも、家族に相談することで、一気に離婚の流れに傾いてしまうケース
が少なくありません。
中には、頼まれてもいないのに、夫婦の間に入って離婚の話を進めてしまう
ような方もいらっしゃいます。
離婚というのは、当然のことですが、本人の意思が大切です。
「離婚したくないな」という気持ちが少しでもあるうちは、離婚はしない
方がいいというのが専門家の意見です。
自分の意思が固まっていないのに、周囲の家族からの説得におされて
離婚をすると、後悔したときに周囲のせいにしてしまうことがあります。
そうなると本人も周りの家族も苦しむことになります。
もちろん周囲の意見に耳を傾けることは必要ですし、一番身近な家族が
自分たち夫婦をどう思っているのか知ることは視野を広げることになります。
ただ、他人の意見に乗っかることだけはしないようにして下さい。
自分が心底離婚することに納得しているか、この先後悔しないか、自分の意思
で決断することが離婚においては何より大切なことです。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ