実家依存の妻にならないために

2020年05月29日

結婚して妊娠、出産すると、周囲の人のサポートが必要になります。

ワンオペ育児という言葉もありますが、一人で抱え込みすぎてパンク

してしまう前に誰かに頼ることも大切です。

しかし「誰に」「どれだけ」頼るかの度合いを間違えると、夫婦間に

不和が生じてしまいますから、その匙加減を見極めることは非常に重要

です。

 

なかでも特に、妻の実家が近くにある場合は、つい些末なことで親を

頼ってしまう傾向が強くなります。

〇実家でご飯を食べさせてもらおう

〇買い物の間だけ子どもを預かってもらおう

〇お休みの日だから実家に遊びに行く

としているうちに、実家に行く回数が多くなり、「顔を出す」から「通う」

レベルになってしまっている人も少なくありません。

 

そして実家に目を向ぎると、夫に対するケアがおろそかになりがちです。

〇実家で食事を済ませてきたから、夫のご飯を用意するのが面倒

〇実家で子どもと遊んできたので、疲れてしまい、部屋が散らかったまま

〇実家で夫の愚痴を話しているうちに、夫に苛立ちを覚えるようになった

といったように、実家に偏りすぎてしまうと、物理的にも精神的にも、

夫婦間のバランスが崩れやすくなってしまいます。

 

夫の立場からすると

ある程度実家を頼ること許容できるし、実際に助かっている側面もある。

しかし、実家に行く頻度が多くなるのは喜ばしいことではない。

と考えるのが一般的です。

 男性は妻に対する不満をそのつど吐き出すのはなく、蓄積させるタイプが

多いですから(その都度吐き出してくれると分かりやすいのですが)

ある日突然夫の怒りが爆発することもよくあることです。

 

そういった状況を防止するためにも、実家に頼る際は、夫の言動に配慮

することを忘れずにいてもらえたらと思います。

日々追われる育児や家事の息抜きに実家に行ったことが夫婦関係の亀裂に

つながらないように、ほんの少しでも心に留めておいて頂けたらと思います。

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

離婚の条件は経年変化するもの

2020年05月26日

離婚には合意したけれど、離婚届を出すのはまだ先にすると決めている

というご夫婦がいらっしゃいます。

このケースには夫婦間のさまざまな事情があります。

たとえば

〇子どもが高校を卒業したら離婚届を出すと決めている

〇夫が定年退職したら離婚届を出すことにしている

〇お金がある程度貯まってから家を出ていくことにしている

などといった事情です。

 

離婚を決めてから、実際に届を出すまでに数年間を要するケースが多い

ですが、中には10年以上かかったご夫婦もいらっしゃいます。

 

そして、こういったケースに特徴的なのが

離婚に合意したときの条件といざ離婚届を出すときの条件が違っている、と

いうことです。

いざ離婚するときに条件が下がってしまうということです。

 

「預貯金は私にくれると話していたのに、折半すると夫が言い出した」

「自宅は私の名義にしてくれるはずだったのに、しぶり始めた」

「年金分割すると約束したのに、応じてくれなくなった」

といったことが往々にして起こります。

 

離婚の合意からいざ離婚するまで、時間がたてばたつほど、この傾向が強く

なるように思います。

その理由としては、相手側(今回は男性に限定)の3つの変化が挙げられ

ます。

①懐事情の変化

転職して給料が下がったり、定年退職して年金暮らしになったりと、経済的

に余裕がなくなる。

②気持ちの変化

離婚を決めたときは妻に対して申し訳ない気持ちがあったが、徐々にその

気持ちが薄れてきた。

③生活状況の変化

新たに好きな人が出来たり、転職して県外に引っ越すことになった。

 

などいった変化が起こると、以前の取り決め通りで離婚するのが難しく

なってしまいます。

ただもうこの段階では、お互いに夫婦関係を修復する気はなく、離婚に舵を

切ってしまっていますから、何とか条件面に折り合いをつけていくしか

ありません。

 

離婚の合意から離婚するまで、ある程度期間をあける場合、条件面の

取り決めはなかなか難しいものです。

時間があけばあくほど、条件が変わりやすいということを心に留めて

おいて頂けたらと思います。

 

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コロナ離婚増加のワケ

2020年05月22日

17日の秋田魁新報にコロナ離婚についての記事が掲載されていました。

以下、少しご紹介したいと思います。

 

コロナ離婚とは、まとめると

新型コロナウイルスの感染拡大防止のために始まった新しい生活様式の

変化により、夫婦間に亀裂が生じ、またはもともとの亀裂が表面化して

離婚危機に陥る、ということです。

 

夫の在宅勤務により、夫婦が一緒にいる時間が長くなったことでDV

(ドメスティックバイオレンス)が発生したり、

休校により子どもがずっと家にこもっていることで妻が疲弊してしまったり、

パート勤務の時間を減らされて給料が少なくなってしまったりと

 これまでの日常と比べて、新しい生活様式は非常にストレスが溜まりやすく

なっています。

 

そのほかにも

□コロナ禍が深刻ななか、単身赴任の夫が子どもに会いたいと何度も

連絡をしてくる

□出張から帰宅した夫が、マスクや消毒をせずに子どもに触れようとする

□家にいる時間が長いせいか、夫が家事の駄目だしをしてくる

といった不満の声が多く寄せられているそうです。

 

もともとあまり夫婦仲がうまくいっていないケースや、前から離婚を考えて

いるようなケースでは、このコロナを機に、本格的に離婚に向けて動き出そ

うとする人が増えるのではないかというのが、コロナ離婚急増の理由に

なっています。

 

以上が記事内容になっています。

 

 

 

 

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“離婚セミナー”5月開催のお知らせ

2020年05月15日

今月開催の“女性のための離婚セミナー”についてのお知らせです。

本日発行の『marimari』に今月開催の“女性のための離婚セミナー”に

ついて掲載しております。

※マリマリニュースの欄(9ページ参照)に掲載しております。

 

このセミナーは

〇離婚をする気はないけれど、離婚の知識はつけておきたい

〇離婚を考えているが、何から始めたらいいのか分からない

〇友人や家族が離婚するので、いろいろ話を聞いてみたい

などといった、さまざまな理由でこれまで多くのお客様にご参加頂いて

おります。

 

ゆっくりとしたペースで進行しますので、離婚の知識がゼロの方でも

安心してご参加頂けます。

 

また「他の人とは顔を会わせたくない」「一人で受講したい」といった

要望にもお応えしております。

お申込みの際にその旨をお伝えください。※追加料金はかかりません。

 

またセミナー特典としまして、セミナーの参加者には

面談1時間分(通常3,000円)が無料となっております。

この機会にぜひご利用ください。

以下がセミナーの詳細となります。

~女性のための離婚セミナー~

■日時:5/20(水)・21(木)・26(火)・28(木)

各日ともに10時開始、所要時間は1時間半程度。

※お好きな日をお選びになってご参加ください。

■場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階

■参加費:1,500円(税込)

■お申込み:☎018-853-8770までお電話ください。

※ホームページのお問い合わせフォームからでもお申込み

頂けます。

 

※※※ホームページよりお申込み頂く場合、以下の点にご注意ください!

問い合わせフォームからお申込み頂くと、当事務所のPCより返信メール

が届きます。迷惑メールブロックをされている方はご注意ください。

返信メールをお送りできない場合は、当事務所よりお電話を差し上げる

こともございますので、出来ればお申込みの際に電話番号も入力して

頂けると助かります。

セミナーではコロナ対策のため、密集しないよう心掛けておりますので

ご安心ください。マスク着用のうえ、ご参加ください。

 

—————————–メール相談のご案内—————————–

〇離婚相談に行きたいけれど、忙しくて秋田市まではなかなか行けない

〇直接会って話すのは緊張するので、メールで相談したい

といった皆様の声にお応えしまして、当事務所ではメール相談を行って

おります。

料金は1時間半3,000円です。

あらかじめご予約頂いた1時間半をじっくり使って相談することが

できます。

 

メールのやり取りはできる限りスムーズに行ってまいりますので

あとになって「あれ聞き忘れてた」「もっと質問したかった」を

極力減らすよう努めております。

 

実際にお客様とやり取りした結果、7~10往復くらいできます。

みなさん事前に聞きたいことを準備されている方がほとんどですので

1時間半のやりとりでご満足頂いております。

メール相談をご希望のお客様はホームページのお問い合わせフォームより

お申込みください。

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面会交流にもコロナの影響

2020年05月11日

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、外出自粛が求められています。

この外出自粛は、さまざまな方面に影響を及ぼしていますが、

離婚により別居した親と子どもの面会交流においても、例外ではありません。

 

本日付の秋田魁新報の記事によると

妻と離婚したのち、子どもとの面会を毎月1回行ってきたが、この外出自粛

のためにそれが出来なくなった。

2~3月は、消毒の徹底や混雑している場所に行かないように心掛けていたが

現在では子どもに会うこともできない。

仕方のないことなのかもしれないが、感染予防はしているので、子どもに

会わせてほしい。向こう(別れた妻)が会わせたくないだけなのではないか。

というように、別居親が不安になってしまうケースが増えているようです。

 

全国の別居親がつくる団体が実施するアンケートによれば

3月以降に「全く会えなくなった」「会う頻度や時間が減った」と回答した

人は76%にもなり、そのうちの85%はビデオ通話やSNSなどの間接的な

交流さえも出来ていなかったという結果になっています。

 

別居している側の親からすると、ただでさえ子どものとの面会は月1回程度

なのに、このまま会えない日が続くと自分が忘れられてしまうのでないかと

不安になると感じてしまうというのが現状です。 

 

ここで問題なのが、直接的な面会は難しいとしても(県をまたいで面会

するケースもあるので)、せめて間接的な面会は意識的に行ってほしい

ということです。

 

子どもを引き取った側からすると、離婚した相手にビデオ電話などをする

ことは億劫かもしれませんが、それを怠ると相手方から「わざと子どもに

会わせないようにされている」「この機会に子どもと引き離そうとしている」

と思わぬ方向に誤解されてしまうことにもつながります。

 

特に養育費の取り決めをしっかりされている場合は、面会交流は欠かさず

きちんと行ってください。

養育費を支払う側に、「子どもに、子どもの将来のために養育費を支払って

いるんだ」と毎月認識してもらうことは本当に大切なことです。

いくら子どもとはいえ、顔が見えない相手に養育費を支払い続けることは

男性にとって酷なことです。

 

面会交流がスムーズに行われていると、養育費も継続してスムーズに支払われ

ているということはデータでも証明されていますし、何より定期的な面会交流

は子どものためでもあります。

別居親と会う機会が少なくなると、子どもも同居親に遠慮して「会いたい」と

言えなくなってしまうこともあります。

そういったことを防ぐためにも、毎月の面会交流はしっかり行うよう心掛けて

ください。

 

 

 

 

Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ

本日より通常営業となります

2020年05月07日

本日より通常営業となります。毎月開催しております“女性のための離婚

セミナー”も5月20日(水)から順次行います。

詳しくは5月15日(金)発行の『marimari』(『marimari』はWEBでも

ご覧になれます)もしくは当事務所のブログに掲載する予定となっておりま

す。

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