2020年03月13日
離婚には大きく分けて2種類あります。
時間をかけて進めていく離婚と時間をかけずに急ぎで進めていく離婚。
どう違うのでしょうか?
まずは時間をかけて進めていく離婚についてお話していきます。
大半の離婚がこちらに該当しますが、特に
○自分の気持ちがまだ100%定まっていない
○相手がなかなか離婚に応じてくれない
○養育費や慰謝料などの条件がなかなかまとまらない
といった場合は、双方が納得するまでよく話し合う時間が必要です。
条件面などの話し合いでは時に紛糾してしまうこともありますから
お互いが冷静に考える時間も含めて、数年単位の時間が必要になる
ケースも沢山あります。
また「私は本当に離婚に踏み切っていいのかしら」と不安を感じている
ような場合は、自分が心底納得できるようになるまでは、無理に離婚を
進めていく必要はないと思います。
一方で時間をかけない方がいい離婚も存在します。
たとえば、お互いに離婚の意思は固まっていて、条件面も取り決めている
ような場合は、相手の気が変わらないうちに早めに離婚の手続きを済ませた
方がいい、ということもあります。
離婚において大切なことは、双方の離婚の意思と条件面です。
この2つがある程度まとまっているようであれば、あまりダラダラと
時間をかけずに、早急にとりまとめることをお勧めします。
こういったケースで時間をかけてしまうと、相手の気が変わったり
周囲からあれこれ口出しをされることで、既に決めてあった条件を下げる
よう要求してきたりと、あまりいい流れにはならないことが多いからです。
離婚を考えている夫婦には、それぞれ適切なタイミングがあります。
そのタイミングを逃すと、いつまでたっても離婚がまとまらなかったり
納得していないのに、先走って離婚して後悔してしまうことにもつながり
ます。
当事者だけはなかなか冷静に判断できないこともありますので
迷ったときは専門家に相談することをお勧めします。
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