2020年02月25日
離婚したあと、旧姓に戻るのか、婚姻時の姓を名乗り続けるのか、
迷う女性は大勢います。
どちらの姓を選択する方が多いのか、正確には分かりませんが、ここ数年
私が接したお客様の多くは「婚姻時の姓を名乗り続ける」方を選択して
いました。
その理由として挙げられるのは、やはり「子どものことを考えて」と
いうことです。
〇突然名字が変わると、子どもが学校で嫌な思いをするから
〇周囲に「親が離婚した」とすぐに分かってしまうから
というように、子どもに少しでも不自由な思いをさせたくないという
理由が大半です。
人によっては、離婚するタイミングを子どもの進学のタイミングに
合わせるケースもあります。
中学校に入学するとき、高校に入学するときに合わせて離婚をすると
名字が変わっても周囲に気付かれにくいというメリットがあるからです。
また子どもの件に加えて、仕事上の問題も絡んできます。
〇職場の同僚にはすぐには知られたくない
〇名字が変わると、これまで通りの仕事がしにくくなる
〇名字変更に伴う手続きが面倒くさい
といった職場での立場に配慮して、名字をそのままにする方もなかには
いらっしゃいます。
上記のように、自分は本当は旧姓に戻りたいけれども、子どものことや
仕事のことを考えるとそうもいかないと悩むケースがよく見受けられます。
離婚時に一度選択した名字はそう簡単には変更できません。
後日変更するとなると、裁判所の許可が必要になりますし、必ず変更できる
との保証はありません。
名字の問題はこの先ずっと背負っていくことになりますから、しっかり
検討して決断しなくてはなりません。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ