2020年02月14日
最高裁の司法研修所は、離婚後に支払う養育費の算定表の改訂版を
2019年12月に公表しました。
この算定表は、離婚後に子どもの養育費を取り決める際に、調停や
裁判などで使用されるもので、見直しは16年ぶりとなります。
算定表は夫と妻の年収、子どもの年齢や人数によって、目安となる養育費
の額を計算するものです。
もともと現行の算定表は、「金額がすぎる」「この金額では生活ができない」
との声が圧倒的に多く、問題視されていました。
以前から何度も「早く改訂してほしい」と議論にあがっていました。
そのため今回の改訂では、現在の社会情勢や税制を反映し、結果として
全体的に養育費が増加傾向になっています。
例えば、夫の年収が450万円、妻が200万円で、妻が親権者となり
10歳の子どもを一人引き取った場合、夫が支払う養育費は現行の
月2万円~4万円から、4万円から6万円と変更になります。
すでに家庭裁判所のホームページにも改訂版が反映されておりますので
誰でもすぐに確認することができます。
養育費を取り決める際の参考資料として、使用して頂けたらと思います。
Category:事務所からのお知らせ, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ