2020年01月17日
すこし前にたまたま目にした記事で、“エア離婚”というものについて
書いてあったものをここにご紹介します。
※『OTEKOMACHI』(2019.12.24)からの抜粋
TBSの元アナウンサー小島慶子さんが、今回旦那さんとの「エア離婚」を
決めたとの内容です。以下、小島さんのンタビュー記事の抜粋になります。
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長男を出産後、産後クライシスに陥っていたとき、夫が人道的にありえない
ことをしました。当時は子育てで必死だったため、夫の不義に目をつぶり
なかったことにしようと封印しました。
その後夫が仕事を辞め、私一人が働くようになり、精神的にも経済的にも
夫から自立するようになったことで、過去に閉ざしていたふたが開きました。
抑えていた怒りが噴出し、夫との関係を改めて考えました。
子育てが終わって、その先も2人で生きていくのだろうか、それはゼロベース
で考えてみたらいいんじゃないか。
そして夫に「お別れを前提として同居することにしませんか?」と提案。
夫は聞こえないふりをしたりと逃げまくっていましたが、折に触れ「子育てが
終わった時点で離婚したいと思っている」と訴え続け、ようやく夫が納得して
合意に至りました。
ただまだ法的な手続きはしておらず、家族の形も変わりません。だから
これが“エア離婚”です。
「この先この人とずっと一緒にいないといけない」と思うこと自体が
苦しかったので、別れる合意が成立したことで、気持ちが楽になりました。
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以上が、抜粋した記事になります。
離婚問題に関してはこれまでも “熟年離婚” “定年離婚” “卒婚”など
さまざまな造語が生まれてきましたが 、この“エア離婚”も今後定着する
可能性は高いと思います。
夫婦間でいろいろ問題があり、今すぐ離婚を選択したいけれど、子どもの
こと、経済的なことを考えると踏み出せない。
でも子育てがひと段落したら夫との人生を見つめなおしたい。
そのときに離婚という選択もあるかもしれない。
そう思えると、今が少し楽になることもあります。
子どもが自立するまでは「親」として夫と協力して頑張るけれど、子どもの
自立に合わせて夫からも自立したい、という考えをもっている女性は沢山
います。
子どもが自立したときに実際に離婚するかどうかは未定だけれども
そういった選択肢もあるんだと認識することで、気持ちが楽になる、
期間限定なら頑張れるということは決して悪いことではありません。
今後“エア離婚”を選択するご夫婦は増えていくのではないでしょうか。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ