2019年12月04日
「妻の稼ぎが夫より多いと、夫のストレスが大きくなる」との研究結果が
イギリスで発表されました。
この調査は15年以上結婚している夫婦(同棲のみも含む)6000組を
対象にしている。
調査によると、男性の心理的苦痛は、男性が単独で家計を支えている場合
から女性の収入が増えるにつれて、徐々に下がる。
女性の収入が世帯年収の40%を占めるケースが「もっとも幸せ」となり、
男性の心理的苦痛が低くなるという。
しかし、この40%を過ぎ始めると、男性の心理的苦痛が上昇し始め、
女性が男性の収入を超えたり、女性が唯一の稼ぎ手になると、男性の
心理的苦痛はさらに上昇したという。
女性の収入が男性を上回ると、男性はなぜストレスを感じるのか?
それは昔から「夫が稼いで妻を食わせる」「男性が家族のなかで1番の
稼ぎ手である」といった社会的慣習が根強く残っていることが原因だと
この研究では発表されている。
このイギリスの研究結果は現代日本にもずばり当てはまるように思えます。
この男女平等時代に、女性が男性の収入を上回ることはもうそこまで
珍しくはないものの、そこに対して抵抗感や劣等感を抱く男性は少なく
ありません。
当たり前のことですが、収入が高い方が労働時間が長いことも多いため
家庭に割く時間が少なくなります。
日本では家事育児をしっかりこなせる男性はそう多くないため、妻が
仕事中心で家事育児に割く時間が減ると、夫婦間のパワーバランスが崩れ
やすくもなります。
今後ますます女性の社会進出が進み、男性より稼ぐ女性が増えてくると
予想できますが、家庭内のバランスをどう保つのかも同時に考えてくこと
が非常に重要な課題ですね。
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