2019年10月29日
ご家庭のさまざまな理由で別居をしている夫婦は少なくありません。
(単身赴任は除く)
◎夫婦間で喧嘩が絶えないため、一時的に距離を置くため
◎夫婦喧嘩をして、妻(夫)が実家に戻ったため
◎夫の家族と同居していたが、折り合いが悪くなったため
◎夫と子どもの仲が非常に険悪なため
◎離婚を見据えているため
など、本当に各ご家庭によって理由はさまざまです。
別居することによって、事態が軟化したり、良い方向へむかうようで
あればいいのですが、なかなかそううまくいかないことの方が多いように
見受けられます。
確かに距離を置くことにより、お互いが頭を冷やすことでき、冷静に
物を考える余裕が出てきます。一緒にいると衝突ばかりしてしまうようで
あれば、一時的に離れることが効果的だったりもします。
離れたことで、互いの存在のありがたみを再認識するこもあります。
ここで難しいのは“別居をやめるタイミング”です。
別居期間が長くなればなるほど、別居生活が当たり前になり、元の生活に
戻ることが億劫になってきます。
特に子どもも連れて別居している場合は顕著です。
そもそもは夫婦間に問題があって別居に至っているため、別居生活の方が
お互いにとって精神的に自由で気持ちが楽なことがほとんどです。
そのうちに「このままでもいいかも」と思い始め、意味もなくズルズルと
別居を続けてしまうケースも多々あります。
離婚するという選択肢がないのであれば、やはり最終的には同居生活に
戻らなければならなくなってきます。
夫婦間の問題が解消し、別居する必要性がなくなっても別居を続けて
いると、離婚の方へと流れが傾いてしまうことも実際にあります。
別居期間が長くなると、親や親せきといった周囲の人たちも離婚を勧めて
きたりもします。
下手に別居期間が長くなるということは、こういったリスクも抱えて
います。
夫婦間の問題はケースバイケースではありますが、離婚をする気が
ないようであれば、時期をみて再び同居できるよう歩み寄ることを
検討することも大切だと思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ