2019年08月29日
再転相続の相続放棄について、最高裁の初判断が出ました。
今回問題になったのは、次のような相続ケースです。
2012年に伯父が多額の債務を残して亡くなりました。
伯父の相続人はAさんの父親です。
その多額の債務をAさんの父親が相続するかどうかの熟慮期間中に
相続放棄することなくAさんの父親が亡くなってしまいました。
そうなると、父親の相続人であるAさんが伯父の多額の債務を引き継ぐ
ことになります。このようなケースを「再転相続」と呼びます。
Aさんからすれば、関係が疎遠な伯父の債務なんて相続したいわけが
ありません。相続放棄するしか手立てがありませんが、相続放棄が可能な
期間内に間に合うかどうかがポイントです。
では、Aさんはいつまでに相続放棄をすれば返済を免れるのでしょうか。
最高裁はこのケースについて
「子ども自身が債務の相続人になったことを知ってから3か月以内に
相続放棄すればよい」との判断を示しました。
もともと民法でも相続放棄に関して「自分のために相続が始まったことを
知った時から3か月以内に相続放棄できる」と規定されているため、それに
準じた判断となりました。
よって、Aさんは父親が死亡したときではなく、「Aさん自身が伯父の
債務の相続人になる」という「事実」を知ったときから3か月以内に
相続放棄を行えばいいということになります。
Aさんのようなケースは相続放棄に関するトラブルで一番怖い事例です。
「自分の知らないうちに、疎遠な親族の相続人になっていた」というケース
はなかなか自分の力だけでは防ぎようがありません。
ただ、自分に相続がふりかかってきたことを知ったら即座に動けるように
普段から、相続知識はこまめに更新しておいた方が良いですね。
Category:事務所からのお知らせ, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2019年08月23日
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各日ともに10時開始、所要時間は1時間半程度。
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問い合わせフォームからお申込み頂くと、当事務所のPCより返信メール
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極力減らすよう努めております。
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2019年08月20日
文科省が4月に実施した小学6年と中学3年を対象とした「全国学力テスト」
の結果で秋田が上位の成績をおさめたことが新聞に掲載されていました。
小学6年の国語では1位、算数では2位
中学3年の国語では1位、数学では2位(※すべて平均正答率)
その他のほとんど科目で、全国平均を上回っていたそうです。
以前から秋田の児童の学力テストの結果は全国トップクラスで、他県の
教員がレベルアップのために、秋田の小学校を見学に来ることも
たびたびニュースになっていました。
背景としては、教員の質の高さや家庭学習の定着などが挙げられると
思います。
子どもにとって教育は財産です。
学校で質の高い授業を受け、家庭学習で反復したことが、学力テストに
点数としてしっかり反映されていることで、子どもたちのやる気にも
つながるでしょうから、この好循環を維持してほしいなと思います。
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2019年08月09日
当事務所は10日よりお盆休みとなります。
19日(月)9時より通常営業となります。
なお、お休み期間中もメールでのお問い合わせは受け付けております。
19日以降に順次返信致しますので、あらかじめご了承ください。
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2019年08月06日
嫁姑問題、どこの家庭でも大なり小なり抱えている問題だと思います。
「うちは嫁姑関係がとても良好で、お互いに何も不満はありません」なんて
いうご家庭にはなかなか出会う機会は少ないです。
この嫁姑問題が引き金となって離婚に至るケースもざらにあります。
嫁姑問題が起きたときにカギになるのは「夫の振る舞い方」です。
母親の肩を持てば、妻を怒らせてしまうし、、、
妻の肩を持てば、母親はいい顔をしない、、、
かといってどっちつかずの態度をとっていても事態は一向に良くならない。
この嫁姑問題の解決には夫の理解と協力が不可欠になります。
あくまで一般論ですが、離婚を回避したいのであれば、母親より妻を優先
した方が家庭は丸く収まります。
普通に考えて、妻より母親を優先すると、家庭が不和に向かっていってしまう
ことは火を見るより明らかです。
また嫁姑問題を改善させるには、2つの側面からの夫の努力が必要になります。
まずは物理的な面での努力です。
たとえば同居生活がうまくいっていないようならば、引っ越しを考えるとか
部屋のリフォームを考えるといった、具体的な解決策を提示することです。
それに加えて精神的な面での努力も大切です。
「いつもお袋のことで苦労をかけるな」「よくやってくれている、ありがとう」
といった労いの言葉をかけてあげることで、妻に「また頑張ろう」と思って
もらえるようにすることが大きな一歩になります。
人によっては妻には「いつもありがとう。困ったことがあったら一緒に
解決していこう」という優しい態度で接する一方で、母親には「うちのが
いつも迷惑かけて悪いね、でもお袋なら分かってくれるだろう」と上手に
2つの顔を使い分けているケースもあります。
お互いがぶつからずに気持ち良く生活できるようであれば、お互いの顔を
立てることも大事なことです。
一番だめなのは、何もしないでほったらかしにしておくことです。
妻の悩みに寄り添わず、母親の苦しみも棚に上げておくような夫では
嫁姑問題は改善しようがありません。
嫁姑問題は“解決”というゴールにたどり着くことは非常に難しいとは
思いますが、少しでも“改善”できるよう、間に立つ夫の立ち振る舞い
が大きなカギになること、覚えて頂けたらと思います。
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2019年08月02日
3日から秋田竿燈祭りが開幕します。
昔山王に居た頃には、7月に入るとあちこちで竿燈の練習やお囃子の音が
聞こえてきていましたが、広面に越してからは、竿燈の準備の様子を目に
することがなくなりました。
私自身、竿燈まつりは何度も楽しんでいますが、東北6県の夏祭りに関しては
秋田以外は行ったことがありません。
東北6県夏祭りは8月2日から8日まで、各県で開催されていますが
青森はねぶた祭り
秋田は竿燈まつり
岩手は盛岡さんさ踊り
山形は花笠まつり
宮城は仙台七夕
福島はわらじまつり
と各県地域ならではの特性に合わせたお祭りで、全国的にも非常に
人気があります。
東北在住でない観光客の人達は、大型バスであちこちのお祭りを巡るツアー
でお祭りを楽しんでくれています。
竿燈まつりの時期は大型バスの列がすごく、夏の風物詩になっていますよね。
私も死ぬまでには(笑)、東北6県夏祭りを制覇できたらなと思っています。
中でも特に青森ねぶた祭りは迫力満点だと聞きますから、近いうち絶対に
行ってみたいです。
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