2019年03月06日
“卒婚”・・・婚姻状態にある夫婦が互いに干渉することなく、個々の人生を
歩んでいくという生活形態のこと。婚姻関係を維持するので離婚ではない。
そのため別居する場合と同居を続ける場合がある。
近年この言葉を耳にする機会が少しずつ増えてきました。
卒婚は、一見円満離婚のことを指しているのかと思いきやそうではない。
愛情のないまま夫婦関係を維持するいわゆる「仮面夫婦」というわけでも
ない。
家庭内において夫婦間の仲が険悪である「家庭内別居」でもない。
離婚はせず、夫婦ではあるけれども、互いに干渉しない、という
これまでにない新しい概念です。
芸能人が夫婦関係を聞かれたときに「私たち夫婦は卒婚です」と答えて
一時話題になりましたが、一般人でこの卒婚を実現するのはなかなか
難しいかもしれません。
ただ、時代とともに夫婦のあり方が大きく変化しています。
今や「家庭内別居」は珍しくなく、「別居婚」に関しても夫婦双方が
納得した上で、あえて選択しているケースも見受けられます。
また、仕事上の不便を解消するため「夫婦別姓」にして、籍は入れない
内縁関係というご夫婦もいらっしゃいます。
若い世代の思考力は柔軟で自由ですから、これからますます夫婦のあり方が
多様化してくるのではないか、そう思えて仕方ありません。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ