2018年12月07日
ここ最近は、子どもの出産後すぐに職場復帰する女性が増え、離婚や家庭の
お悩みを相談しにくる女性のほとんどがワーキングマザーです。
育児に家事に仕事と、毎日めいっぱい頑張って、疲労困憊になってしまった
とき、近くに実家があると、本当にありがたいものです。
特に妻の実家が近くにあると、子どもの送り迎えから、日々の食事、買い物
など、物理的・経済的にサポートしてくれる親の存在は、働く女性の心強い
味方です。
しかしながら、実家の存在が大きくなればなるほど、親から受ける影響も
大きいため、つい自分の家庭より実家を優先してしまう場合があります。
夫の意見より親の意見を優先したり、お休みの日に夫そっちのけで実家に
遊びに行ってしまうと、夫は「自分は大事にされていない」「妻は自分より
親を優先している」などと夫婦間に溝が出来てしまい、関係性がこじれて
しまうことがよくあります。
育児と仕事を両立するために、実家の手を借りることは決して悪いことでは
ありません。ただ、度が過ぎると、夫婦間の意思疎通がおろそかになって
しまうことにもつながりますから、注意は必要です。
夫が妻の実家を嫌がっているのに頻繁に実家に通い続けたり、
実家で親に夫の悪口を沢山話したりすると、「親VS夫」という構図が
出来てしまいます。
そうなってしまうと、本当に助けが必要なときに頼めなくなったり
気持ちよく実家に行けなくなったりしてしまいます。
あくまで自分の家庭が最優先であること、夫の意見に耳を傾けること、
そして何よりも、実家に行くことを夫に理解してもらうことが大切です。
「実家のことだから夫はわかってくれているだろう」と高をくくらずに
言葉を費やし、理解を求めていく小さな努力を欠かさずに行っていくこと
が家庭円満のヒントだと思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ