2018年11月12日
「終活」・・・元気なうちに、自分の人生の最期に向けて準備を行うこと。
最近ではこの言葉も一般的に広く使われるようになりました。
現在私が担当している講義(秋田カルチャースクール、10月~12月)でも
こういった終活の話を盛り込んでおり、生徒の皆さんの中にはすでに準備を
進めている方もいらっしゃいます。
先日新聞を読んでいると、秋田でも「終活バスツアー」なるものが開催されて
いることを発見しました。
ここ数年注目を集めている“合葬墓”“樹木葬”といった新しい供養の形を
実際に現場で見てみようという内容です。
供養の方法、特にお墓に関して、現在はさまざまな考え方があります。
特に増えているのが
○子どももおらず、独り身なので、自分のお墓をどうしたらいいか心配
○お墓の管理など、子どもに迷惑をかけたくないので、樹木葬を検討している
とったように、周囲に極力迷惑をかけたくないという思いやりが、準備の
きっかけになっているようです。
一昔前までは、家族は代々のお墓に入り、後継ぎがお墓の管理をして
次の世代へ引き継ぐ、というかたちでしたが、家長制度が衰退し
晩婚化の加速、子どもを持たない夫婦の増加、結婚をしたくない若者の
台頭などといった要因から、お墓を守って引き継いでいくこと自体が
非常に困難になってきています。
両親は秋田にいるけれど、子どもたちは他県在住だったりと距離的にも
無理が生じたり、また加えて経済的にもみな問題を抱えていたりと
これからは、お墓のあり方というものをどの世帯でも改めて考え直す必要に
迫られそうです。
Category:その他, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ