2018年11月09日
離婚の取り決めの中でも最も重要視されるのが、子どもの養育費です。
昔に比べて、今では「養育費」という言葉も定着しており、養育費のことを
全く知らないという方は皆無といっていいと思います。
最近では離婚時に養育費について、しっかり取り決めるご夫婦が増えて
きており、お子さんのためにも良い傾向にあると思います。
ただこの養育費ですが、一度取り決めた金額が将来減額される、という
こともあり得ます。
最初に取り決めた養育費は絶対的なものではなく、お互いの事情の変化に
より、減額が認められることがあります。
養育費を支払う側が「養育費を減額してくれ」と相手に頼み、スムーズに
承諾されれば特に問題はありませんが、相手が応じないときに減額して
もらうには、それなりのしっかりとした理由が必要になります。
たとえば
○養育費を取り決めたときから収入が大幅に減った
○再婚して子どもが出来た
といった理由です。
一つの基準として「取り決めをした時点では、当事者が予測できなかった
ような事情の変更があった場合に限り、減額を請求できる」といわれています。
養育費を取り決めると、どうしても絶対的なものと思ってしまいがちですが
相手の状況によっては、減額ということもあり得るんだということは
事前に頭に入れておいて頂きたい知識です。
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