2018年10月05日
嫁姑問題、どこの家庭でも大なり小なり抱えている問題だと思います。
「うちは嫁姑関係がとても良好で、お互いに何も不満はありません」なんて
いうご家庭にはなかなか出会う機会は少ないです。
この嫁姑問題が引き金となって離婚に至るケースもざらにあります。
嫁姑問題が起きたときにカギになるのは「夫の振る舞い方」です。
母親の肩を持てば、妻を怒らせてしまうし、、、
妻の肩を持てば、母親はいい顔をしない、、、
かといってどっちつかずの態度をとっていても事態は一向に良くならない。
この嫁姑問題の解決には夫の理解と協力が不可欠になります。
あくまで一般論ですが、離婚を回避したいのであれば、母親より妻を優先
した方が家庭は丸く収まります。
普通に考えて、妻より母親を優先すると、家庭が不和に向かっていってしまう
ことは火を見るより明らかです。
また嫁姑問題を改善させるには、2つの側面からの夫の努力が必要になります。
まずは物理的な面での努力です。
たとえば同居生活がうまくいっていないようならば、引っ越しを考えるとか
部屋のリフォームを考えるといった、具体的な解決策を提示することです。
それに加えて精神的な面での努力も大切です。
「いつもお袋のことで苦労をかけるな」「よくやってくれている、ありがとう」
といった労いの言葉をかけてあげることで、妻に「また頑張ろう」と思って
もらえるようにすることが大きな一歩になります。
人によっては妻には「いつもありがとう。困ったことがあったら一緒に
解決していこう」という優しい態度で接する一方で、母親には「うちのが
いつも迷惑かけて悪いね、でもお袋なら分かってくれるだろう」と上手に
2つの顔を使い分けているケースもあります。
お互いがぶつからずに気持ち良く生活できるようであれば、お互いの顔を
立てることも大事なことです。
一番だめなのは、何もしないでほったらかしにしておくことです。
妻の悩みに寄り添わず、母親の苦しみも棚に上げておくような夫では
嫁姑問題は改善しようがありません。
嫁姑問題は“解決”というゴールにたどり着くことは非常に難しいとは
思いますが、少しでも“改善”できるよう、間に立つ夫の立ち振る舞い
が大きなカギになること、覚えて頂けたらと思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ