2018年09月28日
長年連れ添ってきた夫婦がさまざまな理由から離婚することを“熟年離婚”
と言います。
この熟年離婚での共通項となっているのが「夫の定年退職」です。
◎ずっと離婚を考えてきたが、子どものこともあって踏み切れなかったが
夫の定年を機に離婚したい。
◎これまで長年夫の言動に我慢してきたが、夫が定年したら、自分の好きな
ように生きていきたい。
◎定年後の夫の面倒はもう見たくない、まして介護なんて絶対に無理。
など、夫の定年を機に離婚を決断する女性はこのような考えで動いていることが
多いといえます。
また夫の定年ではなく、妻が自身の定年をきっかけに離婚を決断するケースも
あります。
妻が自分の定年退職後に、退職金などを活用して引っ越し、新しく一人暮らし
を始めることもあります。夫やその親族と離れて、心機一転、充実した生活を
満喫されている方もいらっしゃいます。
これとは別に、夫が描くセカンドライフの青写真についていくことが出来ず
離婚を考え始めるケースもあります。
◎夫が定年後に新しい土地に移住しようとしている。
◎夫が退職後に起業しようとしている。
といった夫のセカンドライフプランに賛成できずに、2人の目指す方向が
バラバラになってしまうと、離婚まではいかなくとも、家庭内別居状態に
陥ってしまうこともありえます。
人生100年の時代ですから、昔と違い、定年してからの人生は長いです。
夫婦として共にどう過ごしていくのか、それとも別の道を歩むのか、
「定年退職」というのは良くも悪くも、一度夫婦のあり方を考えるきっかけ
になっているといえるでしょう。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ