2018年03月09日
離婚時の財産分与、夫婦で財産をどう分けるのかについては
基本的には“自由に話し合って取り決める”ことができます。
当然話し合いでは
☑家庭の事情
☑婚姻生活中のそれぞれの貢献度
などが考慮されます。
財産の分け方もさまざまな方法があり、たとえば
○自宅をもらう代わりに、相手に相当のお金を支払う
○自宅は売却して、代金を折半する
○妻は自宅・夫は預金と現物ごとに分ける
といったかんじです。
衝突を避けるためにも、お互いにほしいものの優先順位を決めて
話し合っていくことが大切です。
何よりも重要なことは“離婚前にしっかり取り決めをしておく”こと
です。
離婚後は、そもそも相手と連絡がとれなくなったり、相手が一方的に
財産を処分してしまったりといったことが想定されるからです。
元夫婦とはいえ、連絡を拒絶されてしまうと、手続きを進めていくことは
非常に時間がかかりますし、お互いに嫌な気持ちばかり募ってしまいます。
離婚後は財産分与に対する温度差もかなり出てきます。
実際にあったケースとして、、、
○離婚は成立し、妻は自宅の名義を自分に変更してもらいたいが
夫が億劫がって手続きをなかなか進めてくれないケース
○離婚後、夫はそのまま自宅に住み続けて、妻にまとまったお金を渡して
終わりにしたいが一向に納得してくれないケース
などがあります。
離婚後に話し合いがこじれてしまうと、事態がなかなか前に進みません。
むしろ悪化していくこともあります。
そうならないように、財産分与に関しては、離婚前にしっかり取り決めをして
書面化しておくことをお勧めします。
Category:秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ