2017年09月29日
離婚後に姓をどうしたらいいのか、手続きはどうなっているのか、
よく質問される問題です。
離婚後は妻が戸籍から出ることになります。
(妻が戸籍筆頭者の場合を除く)
そのあとは
①婚姻前の戸籍に戻る
②新しい戸籍を作る
このどちらかになります。
①について
婚姻前の戸籍に戻るということは、親元の戸籍に戻るということに
なります。この場合、姓の選択はできず、親と同じ姓に戻るしか
ありません。
また、戸籍というものは、2世代までしか入籍できませんから、子どもが
いる場合は親元の戸籍に戻ることはできません。
(親・自分・子どもの3世代になってしまうため)
新しい戸籍を作ることになります。
②について
新しい戸籍を作った場合は、旧姓に戻るか、婚姻中の姓を名乗り続けるのか
を選ぶことができます。
婚姻中の姓を引き続いて名乗りたいのであれば、「離婚の際に称していた
氏を称する届」を提出する必要があります。
旧姓に戻るか、婚姻中の姓を名乗るか、非常に頭を悩ます問題だと思います。
そのために離婚後3か月の考慮期間が設けられています。
一度決めるとなかなか変更は難しいですから、慎重に判断してもらえたらと
思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2017年09月22日
本日発行の『marimari』に10月開催予定の“女性のための離婚セミナー”
について掲載しております。
このセミナーは
○離婚したいけれど、何から始めたらいいのか分からない
○離婚する気はないけれど、知識だけはつけておきたい
○家族・友人が離婚するので、話を聞いてみたい
などといった、皆さんさまざまな理由でご参加頂いております。
ゆっくりとしたペースで進行しますので、知識がゼロの方でも
安心して受講できます。
また、ご希望の方は個別対応も承っております。
※追加料金はかかりません。
セミナー参加者には特典として
面談1時間(通常3,000円)が無料となっております。
この機会にぜひご参加ください。
“女性のための離婚セミナー”
○日時:10/3(火)・5(木)・11(水)・15(日)各日とも10時~11時
※お好きな日をお選びください。
○場所:秋田市広面字土手下94 フランスビル2階
○参加費:1500円(税込)
○お申込み:お電話(☎018-853-8770)でお申込みください。
またHPのお問い合わせフォームからでもお申込み頂けます。
お申込みください。
Category:事務所からのお知らせ, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2017年09月15日
離婚したいと決意して、夫に話を切り出すとあっさり一蹴されてしまう・・・
一度拒否されたことで、離婚を諦める女性がいます。
もちろんその後、夫婦関係が修復へ向かっていくようであればいいのですが
現実はそう簡単ではありません。
「離婚したい」と決意したのには、れっきとした理由があり
夫婦関係も容易に修復できないからこそ、その選択肢にたどり着いたんです。
そうすぐに離婚という考えが頭から消えてなくなる訳ではありません。
夫に拒否されたことで一度は断念した離婚という選択肢が、ちょっとした
ことをきっかけに、再度浮上してくることがとても多いんです。
数年後になって
「あのときが離婚するベストなタイミングだった」
「もっと年齢が若いうちに離婚しておけば楽だった」
「5年間に離婚していれば慰謝料がもらえたのに」
と後悔するケースが多く見受けられます。
離婚することは非常に骨の折れることです。
精神的にもかなりまいってきてしまう場面に遭遇することが沢山あります。
2分に1組が離婚している時代ですが、皆が皆決して円満離婚ではありません。
揉めにもめて、修羅場になるようなケースも多く存在します。
離婚の話し合いはとにかく“粘り強く辛抱強く”という姿勢が大切です。
1度2度拒否されてめげているようでは、望むような結果は得られません。
自分が納得のいく条件で離婚されている方の多くは、紆余曲折あって、
それでもめげずに話し合いを続けていました。
自分の殻に閉じこもって、早急に結論を出すのではなく、ぜひ専門家の話を
聞きに外へ出てみて下さい。
「夫の考えは変わらないから誰に話をしても無駄だ」と一人の考えに
とらわれすぎることが一番危険です。
周囲の人や第三者の話を聞いて、さまざまな選択肢を得て、自分で一つ
一つ選び抜いていけるよう、一度相談するよう心がけて下さい。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2017年09月07日
現代は離婚の原因も多様化しています。
毎年離婚原因の上位に挙げられるのは、不倫・暴力・性格の不一致が大多数
ですが、最近はモラハラ(配偶者の人格を否定する言動)を離婚理由に掲げる
ケースが非常に増えてきました。
離婚はもちろん当事者同士の問題ですが、お子さん、そして親御さんを含めた
周囲の理解を得ることが本当に大切です。
特に女性の場合は、離婚後に子どもを引き取り養育する方がほとんどです。
小さい子どもを抱えて働き続けるには、周囲のサポートが必要不可欠に
なります。
サポートしてくれる手が多いほど、余裕をもって育児をすることができ、
ひいてはそれが仕事、私生活にも、好影響をもたらします。
離婚することを親が大反対しており、親の理解が全く得られていないような
場合は、説得していく作業が求められます。
どうしてもすぐに離婚しなければならない状況下にある場合はやむを得ない
こともありますが、基本的には周囲の理解を得ておくことは大切なこと
だと思います。
当然り、両親が離婚を快く思わないケースも沢山あると思います。
いくら説得しても分かってもらえないことも時にはあると思います。
ただどんな場合でも、離婚したい意思とその理由はしっかり話して
理解を求める姿勢は非常に重要だということは心に留めておいて
ほしいですね。
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