2017年02月21日
「1年前から夫と別居しています。そろそろ離婚をと考えているのですが
何から始めたらいいでしょうか?」
お客様から寄せられる相談の中には、現在別居中で離婚を検討している
という女性がいらっしゃいます。
別居することで相手と距離を置き
“今後自分たちがどうしたいのか”
“修復可能なのかどうか”
など、冷静に考え直すことができます。
修復できる可能性が少しでもあるようであれば、離婚という選択肢は
一度捨てて、修復の道を模索した方がいいと私は思います。
反対に、相手と距離を置いて冷静に考えた末に「離婚したい」という
意思が固まったようであれば、少しずつ離婚に向けて動き出すことが
必要です。
ここで離婚に向けて一番大切なポイントは「生活費を夫からもらっている
のかどうか」ということです。
別居中に継続して生活費をもらっていると、離婚してもそれが続くような
錯覚に陥ってしまうことがあります。
夫婦である以上、別居していても夫は生活費を渡す義務がありますが
離婚となると話は別です。もう生活費を渡す必要がなくなります。
今まで当たり前に受け取っていたものがなくなるのは、想像しているより
ずっと大変です。
夫からの生活費がなくても何とかやっていける、という目処をたてること
これが離婚に向けた第一歩です。
具体的には
○無職の場合は、働き口を探す
○パートの場合は勤務時間を増やす
○社員になる働き口を探す
などといったことが必要になります。
ある程度、離婚後の生活費確保の目処がたてば、気持ちも前向きに
なってきます。
離婚の話し合いも進めやすくなってきます。
容易なことではないとは思いますが、できる範囲で少しずつ
心配事をなくしていくことを意識してみて下さい。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ
2017年02月17日
最近は芸能界における不倫ニュースが連日マスコミを賑わせていますが
芸能界に限った話ではなく、一般家庭でも夫の不倫問題で心を痛めている
女性は沢山いらっしゃいます。
不倫というと“慰謝料”というイメージがだいぶ認知されてきていると
思いますが、不倫における慰謝料について少しお話していきます。
夫の不倫が原因で離婚に至る場合、慰謝料という形で償ってもらうことは
ケジメとして必要なことだと思います。
ただ慰謝料を請求するからには、不倫の事実があったことを証明するか、
夫に認めさせるしかありません。
証拠もない・夫も認めていないようであれば、慰謝料請求は難しくなります。
夫に慰謝料を支払ってもらうことは、離婚の責任を認めさせ、償ってもらう
ことになりますから、きちんとした根拠が必要なんです。
慎重に事を進めていくことがスムーズな慰謝料請求のポイントになります。
慰謝料請求がうまくいった方は
☑証拠がある。
☑冷静に夫に話をすることができる。
☑離婚の意思が固い。
という3つの要素を持っているケースが多く見受けられます。
夫に慰謝料を請求すると、その後復縁へ向かうのはなかなか難しくなります。
ですから、しっかりとした覚悟をもって対処していくことが大切になります。
不倫が発覚したことに腹を立て、離婚する気はないのに、慰謝料を請求する
と夫婦仲がこじれてしまうこともあり得ますから、気を付けて下さい。
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2017年02月13日
「乗ってみたいローカル線ナンバーワン」(楽天)に輝いたことがある
JR五能線の乗客数が好調だそうです。
昨年「リゾートしらかみ」に新車両が導入されたことが最大の要因になって
います。
新車両には車内カウンターが設置され、沿線地域のスイーツや日本酒などを
販売しており、また地元の業者が車内で秋田の工芸品を販売している日も
あったそうです。(期間限定)
私も過去1度だけ乗ったことがありますが、窓が非常に大きく開放的で
日本海眺望が最高のシチュエーションで楽しめます。
県内に住んでいると、乗車する機会が滅多にないですが、こういう
ニュースを見ると、乗りたくて仕方なくなります。
五能線の停車駅の一つ、能代駅は構内にバスケットゴールがあり
停車時間中にフリースローを楽しむことができます。
五能線は昨年は過去最高の乗客数を上回ったそうです。
秋田が誇る「リゾートしらかみ」、今後ますます観光資源として
集客力を発揮してくれそうです。
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2017年02月08日
「養育費は絶対に払うって言ってたのに、最初の半年だけで
もうずっと未払いが続いています」
このようなお悩みを抱えた女性は少なくありません。
離婚時に金銭の支払い(養育費や慰謝料・財産分与)を口約束だけで
済ませてしまっている方によく起こるトラブルです。
このようなトラブルは離婚時にあるものを作成しておくことで
防ぐことができます。
それは“離婚協議書”です。
約束を書面に残しておくだけで、支払い継続の可能性がぐんと
高まります。
約束事を書面に残すことは、当事者にとっては、いい意味で
約束を守らなきゃというプレッシャーになります。
支払いの意識が確実に高まります。
当事務所のお客様でも書面に残した人はトラブルなく支払いが
継続されています。
(支払いは相手方の任意によるため絶対とは言い切れませんが)
書面を作成する時点で、支払いの覚悟を決めているように見受けられます。
書面にはそれだけの力があります。
離婚時の取り決めは書面化すること
これは絶対におさえておいて下さいね。
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2017年02月03日
離婚問題の相談でいらっしゃるお客様のお話を伺っていると
「女性は強いな」と本当に思います。
離婚を一度決意すると、その決意が揺らぐことなく離婚を進めていく
女性が非常に多いことに驚かされます。
もちろん決意したからとって、すべての人が離婚に至るわけでは
ありません。さまざまな事情でなかなか離婚できないケースが
とても多いのは事実です。
ただ男性に比べると、女性の方が意思が固いなと思わされることが
たびたびあります。
男性は「離婚する」と言い出しても、気が変わったり・すぐに撤回したり
・なかなか手続きを進めなかったり・・・というケースが非常に多く、
そんな態度に振り回されて困っているという相談を女性からよく受けます。
その一方で女性は離婚を決意すると、その決意自体が変わることはあまり
ありません。
そもそも女性が離婚を決意するときというのは
☑夫の浮気が発覚したとき
☑夫が妻に全く関心がないと感じたとき
☑夫と価値観や生活習慣が全然合わないと分かったとき
☑夫の両親と不仲で生涯付き合っていくのが無理だと痛感したとき
☑子どもの教育方針が全く合わないとき
☑夫が子供に対する愛情が全くないと感じたとき
などといった、深刻な理由が多く、結婚生活を続けていくことが
難しいと自分自身で判断したときなんです。
ですから、決意が翻ることが少ないんですね。
これが「女性は強い」と最初に話した理由です。一度決意すると
悩みながらも、しっかり前を向いて頑張る方が沢山いらっしゃいます。
今日は「女性が離婚を決意するとき」というテーマでまとめてみました。
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