2016年08月12日
前回は養育費を受け取っている方の割合がなんと 19.7% という
お話をしました。
なぜここまで養育費を受け取っている方が少ないのでしょうか。
離婚時の養育費の取り決めは、夫婦間でなされます。
養育費は子どもの現在そして将来のための大切なお金です。
しかし実際は、別れた夫から元妻へ支払われるため、離婚時に少しでも
夫婦間で話し合いがこじれてしまうと、養育費の取り決め自体が
難しくなります。
夫側は「子どものためと言いながら、お前が使うんだろう」と
言い、養育費の支払いを拒否するケースが少なくありません。
なかには「支払ってもいいけれど、毎月何にいくら使ったか領収書を
送ってくれたら、後払いする」と言い出す方も。
離婚、しかも話し合いがこじれてしまうと、子どものための養育費が
争いの大きな原因となります。
円満離婚はなかなか難しいですが、養育費に関しては夫婦間のいざこざと
切り離して、子どものためと割り切って、お互い冷静に取り決めていか
なければなりません。
そしてここで女性側が絶対にしてはならないことは
「話し合っても埒が明かないから、もう養育費なんていらない」と
言い出すことです。
離婚時のお金の取り決めは容易ではありません。
粘り強く、根気よく、相手を説得していく必要があります。
一時の感情で大切な養育費をゼロにしないよう、気を付けて下さいね。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ