2016年06月01日
5/25付の記事の続きになります。
離婚時の財産分与、金額が大きいだけにもめやすい問題でもあります。
分与割合の決め方に関しては、前回お話した通りですが、すべての
財産が換金できるものではないため、なかなか話し合いがまとまり
にくいケースが多いです。
絶対もめない秘訣なんてものはありませんが
財産分与を行う際の心得として、一つ言えることは
“希望の8割で納得する”ということです。
「夫の浮気が原因で離婚するんだから、全部の財産をもらいたい」
という言い分はよく分かります。
しかし財産分与は婚姻期間中に夫婦で築いた財産の清算ですから
お互いが納得できる着地点を見つけないといけません。
「少しで多くもらいたい」気持ちが行き過ぎると
うまくまとまるものもトラブルに発展してしまいます。
夫婦はお互いの手の内を知り尽くしていますから、争いになると
面倒ですし、長期戦になってしまうリスクもあります。
お互いに譲り合って折り合い地点をみつけ、時間をかけずに
財産分与する、この流れが理想です。
財産分与をうまくできたご夫婦の特徴として
どちらかが(もしくは双方)譲り合う気持ちで臨んだことが挙げられます。
なかなか現実はそううまく気持ちの整理がつかないかもしれませんが
財産分与の心得として、おさえておいて頂けたらと思います。
Category:離婚相談, 秋田っていっすな~ 日々奮闘する女性行政書士のブログ