2015年01月14日
相続問題でお悩みのお客様とお話していると、必ずといっていいほど
出てくる話題が「空き家問題」についてです。
この空き家問題、誰にも身近で本当に深刻な問題です。
少し考えていきたいと思います。
現在日本には空き家が820万戸あり、空き家率は13.5%およそ
7軒に1軒が空き家です。
この数字、私が予想していたよりずっと大きなものでした。
今後10~30年先、我々の親の団塊の世代が亡くなると、その数だけ
更に空き家が増加することを考えると恐ろしくなってきます。
空き家の利用方法としては、①売却②賃貸③別荘④その他の4つが
挙げられます。
4つの中でも「借り手・買い手がつかない。相続する人もいない」そのために
仕方なくそのままほったらかしになっているという④その他のパターンが
非常に増えています。
その原因として
・核家族化が進み、親の住んでいた家を引き継ぐ者がいない
・売却・賃貸を希望しても、物件に市場価値がないため借り手・買い手が
まったくいない
・建物を取り壊して更地にしたいが、固定資産税が上がるため更地にできない
などといったことが考えられます。
こう考えていくと、本当に打つ手なしといった状態です。
今後ますます増加する空き家問題、何かいい手立てはあるのでしょうか?
次回に続きます。
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