１０月３０日付の記事の続きです。

○養育費の金額ってどうなってるの？

養育費の金額は夫婦の話し合いで決めます。

話し合いがこじれて決まらない場合は、家庭裁判所に

調停を申し出ます。

金額は各家庭の事情によってさまざまで、養育費の額に

法律上の決まりはありません。

金額を決める一つの目安として「養育費算定表」

（裁判所のＨＰ参照・裁判官が作成したもの）を使うケースが

増えてきています。

ただこの算定表はあくまでも目安ですので、最終的には

当事者が自分たちの収入や財産、生活レベルに応じて決めていきます。

家庭裁判所の調停・審判によって定められた養育費の金額で

一番多いのが毎月４万円程度となっています。

また養育費の支払いは長期に及ぶものなので、

その時々の状況の変化に応じて、離婚時に決めた金額を

変更することができます。

たとえば・・・

・子どもが病気にかかり多額の医療費がかかった

・子どもの進学や授業料の値上げにより教育費が増加した

などは養育費増額の正当な理由となります。

一方これとは反対に

・リストラや会社の倒産などで収入が減った

などは養育費減額の正当な理由になります。

養育費の増減も話し合いで決めます。

話し合いがつかない場合は家庭裁判所に調停を申し出ます。

次回は養育費の支払い年齢などについてです。

鵜木行政書士事務所

http://www.unoki-gyosei.jp