2016年01月26日
1/13の続きになります。
マイホームを借り上げて転貸してくれる制度、マイホーム借上げ制度、
今回は“借りる”側のメリットをお話します。
JTIに登録してあるマイホームを借りるにあたって
敷金礼金・そして連帯保証人が不要です。
そして近隣の相場より安く借りることができます。
賃貸期間は3年ですが、マイホーム所有者が戻る予定がなければ
優先的に再契約が可能となります。
また承諾を得ればリフォームをすることも可能です。
小さなお子さんがいるご家庭は
○子どもが騒音などを気にせずのびのび暮らせる一軒家がいい
○家を購入するには時期的にも経済的にもまだ余裕がない
というお悩みを抱えていらっしゃる方も多いと思います。
借上げ制度を上手に活用することで、一軒家を安心して
借りることができます。
空き家問題が深刻化するなかで、一戸建ての短期的な賃貸制度と
いうのは非常に面白い取り組みだと思います。
今後どのように普及していくのか楽しみです。
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2016年01月18日
例年に比べれば降雪量が少なくて過ごしやすいのですが、真冬の朝は
布団から出るのが本当につらいです。
さて、昨年に引き続き2016年もモーグル国際大会がたざわ湖スキー場
で開催となります。(来月27・28日)
その大会に向けて建設中だった審判棟がついに完成したそうです。
鉄骨一部木造三階建てで、3階が審判用・2階が会議室・1階が倉庫と
いう造りになっています。
昨年は仮設の審判スペースだったので、これで堂々と国際大会招致の
PRに役立てることができます。
昨年初めてモーグルの国際大会を見に行きましたが、実際に生で
競技を見るととてつもなく感動します。
臨場感・スピード感は生で見るのとテレビで見るのとは大違いです。
世界レベルの技を見ることができるのはとても貴重な経験でした。
知事も話していましたが、今後モーグルの大会で常にたざわ湖スキー場
が選ばれるよう、招致活動に力を入れてほしいなと思います。
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2016年01月13日
一般社団法人・移住・住みかえ支援機構(JTI)が行っている
「マイホーム借上げ制度」ってご存知ですか?
マイホームを貸したい人(50歳以上)がJTIに借上げてもらい
JTIが賃貸住宅として転貸する、という仕組みです。
マイホームを売却するのではなく転貸するため、自宅を売却することなく
安定した家賃収入を得ることができます。
転貸期間も3年ごとに見直しができるため、所有者が再度マイホームに
戻ることも可能です。
自宅を使わない期間は賃貸に出し、賃貸期間が終了したら
自分たちが住み、子どもたちに相続させることができます。
賃貸をやめ、売却することだって出来ます。
賃貸の事務関連はJTIが引き受けうるため、マイホームの所有者と
借りる人の間でトラブルが起こる心配もありません。
この制度の利用を希望する際は、JTIに登録し、耐震・劣化診断等を
受けることが必要です。
高齢化とともに空き家が増え続ける中、このような制度が普及して
空き家問題の解決に少しでもつながっていけたらいいなと思います。
次回は借りる側についてお話します。
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2015年12月24日
「女性が離婚後6か月過ぎないと再婚できない」との民法733条の
規定が今回の最高裁の判決で違憲と判断されました。
この問題の大きな根幹となっている法律があります。
それが
○結婚後200日経過後に生まれた子どもは、その夫の子とする
○離婚から300日以内に生まれた子は前の夫の子とする
という民法の規定です。
この規定に基づいて、生まれる子の父親を推定します。
女性にだけ離婚後6か月間再婚を禁止する民法の規定は、離婚後に
生まれた子どもの父親が誰なのか争いになるのを防ぐために設けられました。
たとえば離婚の直後に再婚したと仮定すると、201日から300日の間に
生まれた子どもについては、前の夫と今の夫のどちらも父親の権利を得る
ことになってしまいます。
そこで女性にだけ再婚を禁止する期間が設けられ、その期間は妊娠している
ことが外見からわかるようになるまで、という趣旨で6か月と定められました。
しかし長い間、この再婚禁止期間については賛否両論ありました。
・そもそも妊娠していない女性・妊娠とは無関係の女性までも
この規定に縛られるのはどうか
・父親の重複を避けるためなら100日で十分だ
・近年では科学の発達が著しく、昔と比べて親子のDNA鑑定も
ほぼ正確に行えるようになったので、再婚禁止期間を見直すべき
ではないか
次第にこういった意見が多数を占めるようになりました。
そこで今回の訴訟でついに・・・
「100日を超える再婚禁止は、この父の推定の重複を避けるために
不必要。結婚の自由への過剰な制約だ」として最高裁で違憲と判断
されました。
明治時代から100年以上続いた規定がついに見直しを迫られる
ことになります。
前回に引き続き、女性にとっては非常に身近な問題に関する最高裁の判決の
ニュースをお伝えしました。
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2015年12月18日
ここ数日でぐっと寒くなってきましたね。
秋田市では昨日雪が舞っていました。
顔にあたる風も「寒い」から「痛い」になってきました。
さて、先日夫婦別姓問題と女性の再婚禁止期間に関する判決が出ましたね。
その話題に少しふれたいと思います。
民法750条「夫婦は婚姻の際に定めた夫か妻の姓を名乗る」という規定が
憲法に違反するかどうか争われた裁判で
「規定に男女の不平等はなく、家族が同じ姓を名乗るのは日本社会に
定着している」として、最高裁で合憲との判断が初めて下されました。
15人の裁判官のうち、5人は違憲と判断。このうちの3人は女性の裁判官
で「女性の社会進出が進む中で、夫婦別姓を認めないのは違憲だ」と述べた
そうです。
非常に難しい問題で、何年も何年も議論されてきました。
男性と女性で意見は異なるでしょうし、また置かれている立場によっても
考え方は違ってくると思います。
デリケートな問題のため、個人的な見解は控えます。
話は少し変わりますが、最近は私が扱っている離婚業務において
「離婚しても旧姓に戻らない」という女性が増えてきました。
かつては離婚すると女性は旧姓に戻るのが一般的だったため
離婚したことがすぐ他人に知られてしまい、不便な思いをした方も
多かったと思います。
離婚後も婚姻時の姓を名乗り続けることで
○周囲からは離婚したことが分かりづらい
○離婚後も会社で姓を変えることなく働ける
といったデリケートな部分で女性にとってとてもありがたい規定です。
次回はもう一つの判決、再婚禁止期間に関してお話したいと思います。
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2015年12月11日
大館市にある会社花善が製造・販売するJR大館駅の名物駅弁「鶏めし」。
秋田では超有名で、イベント開催時には県内のデパート・スーパーでも
購入できます。
私も鶏めし食べたことありますが、美味しいです。
鶏肉のうまみと出汁がしみたご飯が最高です。
この鶏めしが、JR東日本駅弁総選挙で最高賞にあたる“駅弁代将軍”に
選ばれたそうです。
9476人が味や彩や価格など6項目で評価し、59の駅弁の中で
一番の評価を受けたそうです。
これは嬉しいですね(^_^)
今度帰省する際には家族に買って帰ろうと思います。
私も久しぶりに食べたくなってきました。
※秋田魁新報社12/11付記事抜粋
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2015年12月07日
これまでブログで空き家についてたびたび話題に取り上げましたが
また今回も県内の空き家に関する興味深いニュースをお話します。
秋田県の空き家は今年5月末現在で16,517棟で、昨年に比べると
933棟も増えています。
今や全国一の高齢社会秋田、年を追うごとに空き家が増加するのは
火を見るより明らかです。
増え続ける空き家の上手な使い道を自治体・民間の垣根を越えて
検討していかなければならないと思うのですが、県内のあちこちの
自治体で徐々に空き家の活用構想は進んできました。
八峰町では、移住者の要望に沿ったデザインで空き家を改修し貸し出す
事業が本年度より開始予定。
五城目町は秋田銀行と提携し、リフォームローンの利子を全額補助する
予定。
鹿角市は空き家を450万円かけて整備、希望者は最長3年間お試しで
入居できる住宅の貸し出しを開始。
といったように、それぞれの自治体で創意工夫し、空き家の活用方法が
広がってきています。
上記のようなアプローチだと、即効性はないかもしれませんが
空き家希望者にとってとても優しいプロジェクトだと思います。
今年は県外からの移住者が過去最多になるという嬉しいニュースも
ありました。
今後の日本のモデルケースになるような空き家の活用法を
秋田からどんどん発信できたら素敵ですね。
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2015年12月03日
師走に突入し、年賀状の準備やら大掃除やらとなんだか慌ただしくなって
きました。
秋田駅も構内にツリーが飾り付けられ、街のボルテージも徐々に
高まってきています。
さて、先日とある場所で講義を行う機会をいただきまして、そこで
“相続・遺言書”についてお話したのですが、遺言書に興味をお持ちの
方が増えてきているようで非常に嬉しく思いました。
10年前だと遺言書は「お金持ちが書くもの」「うちみたいな一般家庭には
必要ない」「家族仲良しだから大丈夫」といった考えが主流でしたが
今は「必要だということはわかる」「周囲には書いている人がいる」
「普通の家庭でももめることがあるので心配」などと
その認識も少しずつ変化が見られます。
ただやはり公正証書遺言はまだ壁が高いようで、多くの方が自筆証書遺言に
関心をお持ちでした。
自筆証書遺言は誰でも費用をかけずに作成することができます。
「遺言書」と聞くと小難しそうに感じてしまうかもしれませんが
いざ遺言書作成が必要になったときに初めて書くとなると
なかなかうまく書けなかったり、書き方に不備があったりとスムーズに
いかないものです。
何度か書いているうちに、書き方も覚え、抵抗なく遺言書を作成できる
ようになりますから、ぜひ思い立ったときに遺言書を書き始めてほしいな
と思います。
遺言書がないがために、家族同士で遺産争いになることがないよう
相続・遺言の正しい知識をつけていただきたいと願うばかりです。
私も普及活動続けていきます。(^_^)
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2015年11月25日
スギッチに代わる秋田県のPRキャラクターの名前が
「んだッチ」に決まりました。
ちょっと、いやかなり個性的な出で立ちですが(笑)
佐竹知事いわく「これまでのゆるキャラとは一線を画すタイプ。
段も難なく上ることができる」と。
スギッチは形状の問題で非常に動きが制限されていたため
今回は“動きやすさ”を第一に考えて完成したそうです。
群雄割拠のゆるキャラブームの中、今年のグランプリは
浜松市の「出世大名家康くん」に決まりました。
残念ながら、秋田県のゆるキャラは上位に名前を連ねることが
できませんでした。
ゆるキャラを上手に活用することで、自治体の認知度大幅アップにも
つながりますし、大きな経済効果を生むこともすでに証明されています。
これまでとは違ったタイプの“んだッチ”が今後どのように展開されて
いくのか、見届けたいですね。
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2015年11月20日
今朝の新聞で嬉しい記事を見つけました。
県外からの移住者が11月19日時点で38世帯75人に達したそうです。
この数字は、過去5年間で最多だった33人を上回っており、しかも
5年間の累計84人も超えるペースで増加しているとのこと。
(※秋田魁新報社より抜粋)
移住者は
東京から11世帯、関東地方からが12世帯、東北・大阪が8世帯・・・
という内訳になっており、そのうちの6割が20~30代という若い
世代になっています。
人口流出が大きな課題となっている秋田県にとっては、非常に
嬉しいニュースですね。
特に若い世代の移住は、超高齢社会の秋田にとってはとりわけ
重点課題です。
若い世代の移住の理由の一つに“子育て・教育の環境”が挙げられて
います。
利便性で考えれば、都会のほうが子育てがしやすいかもしれませんが
“自然が多い場所でのびのびと育てたい”“ゲーセンやカラオケといった
子どもを誘惑する施設が少ない場所がいい”“教育に力を入れている県がいい”と
いった理由で田舎を選ぶ若者もいます。
秋田は小・中学校の学力テストが全国一です。秋田にとっての最大の
ストロングポイントですから、こういった点にもっと力を注いで
若い世代の移住を推奨していってほしいなと思います。
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